生前の錣山親方(2016年、TSUBAME98さん撮影。Wikimedia Commonsより)

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元力士の旭道山和泰氏が2023年12月18日、前日に死去した元関脇・寺尾の錣山親方(本名:福薗好文さん)をX(ツイッター)で追悼した。

「苦楽を共にした戦友」

各社報道によると、錣山親方は17日、うっ血性心不全のため入院先の都内病院で死去した。60歳。

錣山親方は1963年、元関脇・鶴ケ嶺の3男として東京に生まれた。歴代4位の幕内連続出場1063回などの記録を持ち、「土俵の鉄人」とも呼ばれた。39歳まで現役を続け、04年1月に錣山部屋を創立し、小結・阿炎などを育てた。

一方、やはり大相撲で活躍した旭道山氏は、錣山親方とは2学年差、ともにスリムな「ソップ型」の力士として知られた同世代の力士だ。引退後は衆院議員を経て、実業家として活動している。

その旭道山氏は18日Xで、「昨夜 寺尾関がお亡くなりになりました」と投稿。「闘う姿を見たその夜に 突然の悲報」とし、「苦楽を共にした戦友 新弟子の時に稽古場で 無茶苦茶 稽古した戦友」と悼んだ。

「皆様 寺尾関に(祈りの絵文字)を念じて頂ければ嬉しいです 旭」と呼びかけると、ユーザーからは「突然の訃報で驚きました。これから強い力士の育成に...という時に残念です」「合掌」「心よりご冥福をお祈り申し上げます」「とてもショックです」などの声が寄せられた。