瀧山あかね 撮影/荻原大志

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11月22日に1st写真集『あかねのね』(宝島社)を発売した、ABEMA専属アナウンサー・瀧山あかね。改めて写真集にかける想いや、撮影時のエピソード、さらに独自のポジションを築くアナウンサーとしての現在を聞いた。

【写真】ショートカットにして写真集に挑んだ、瀧山あかね撮りおろしカット【5点】

──12年前のNMB48時代に取材したことがあるんですけど、まさかABEMAアナウンサーになって、写真集を出すとは思っていませんでした。



瀧山 アナウンサーが写真集を出せると思っていなかったし、自分の人生で写真集を出せるとも想像していなかったので、私もビックリです(笑)。せっかくの機会なのでできることはすべてやりました。初グラビアの『週プレ』さんを見て、期待してくださる方もいると思ったので、やるぞと。

──抵抗はなかったんですね。



瀧山 私自身も写真集などをよく見るのが好きなので何の抵抗もなく撮影に入っていけました。むしろ憧れでしたね。これからも機会をいただけるのなら、ぜひ挑戦させていただきたいなと思っています。

──撮影は台湾で行われたんですよね?



瀧山 そうです。チャイナ服を着てシーシャを吸っているカットには特に注目していただきたいですね。『チャンスの時間』(ABEMA)という番組に出演させていただいたとき、MCの千鳥さんに「最近の子は何して遊ぶの?」と聞かれて「2軒目はシーシャじゃないですか?」と答えたら、大笑いされバズったこともあり、写真集でも「シーシャを吸いながら撮影したいです」と私から希望しました。

──シーシャって吸ったらどうなるんですか?



瀧山 私はお酒と一緒に吸うことが多いですけど、おつまみとして味わっています。お酒を飲んでいる時にお菓子を食べると太ってしまうかもしれないので…ガムみたいな感覚ですかね? マスカット、レモン、ミントなどいろんな味があるんです。

──撮影前はダイエットしましたか?



瀧山 体の柔らかさを出したかったので、痩せるよりも少しシュッとするくらいにしたいなと思って、ほかの方の写真集インタビューとかを読んで身体の作り方を参考にしました。効果がどれだけあったかはわかりませんが、ピラティスに通ってみたり(笑)。見た目の面でも髪の毛を短くして臨んだり、後悔はしたくなかったのでできることはやりきりました。実際の出来上がりを見たときは感動しましたね。いいものができたと思います。両親もとても喜んでくれましたね。

──親御さんもご覧になったんですね。



瀧山 ネットでも買ってくれましたし、書店を回って見かけるとうれしいみたいです(笑)。アナウンサーってサポートするのが仕事ですから、私がメインになることは少ないんです。その点、写真集は私がメインですから、親としてはそれが嬉しいみたいですね。親孝行になったなと私も嬉しかったです。

──発売イベントも開催されましたが、どんな方が来場されましたか?



瀧山 視聴者の方々とお会いするのは初めてだったので、どんな方がいらっしゃるんだろうと思っていたんですけど、レギュラー以外の番組で私を知ってくださった方もいらっしゃってびっくりしました。どんな形でも知っていただけることはありがたいですね。

──アナウンサーとして、最近印象に残っているお仕事はありますか?



瀧山 格闘イベント『拳極 presents BreakingDown10』でのインタビューですね。朝倉未来選手が直前の試合で負けてしまって、世間から動向が注目されているなか、お話を聞くことができたので。貴重な機会ですし、誰にでもある機会ではないですからありがたいお仕事だなと思います。

──選手に話を聞く時って怖くないですか?



瀧山 最初は少し怖さもあるんですけど、話してみると皆さん優しいんですよね。挨拶のときに持参した私の写真集を快く受け取ってくださったりして(笑)。ただ、記者会見で大乱闘が起きたりして、なかなか日常では体験できない感情になります(笑)。

──瀧山アナといえば、そのほか競輪とボートの番組も担当していますね。



瀧山 そうですね、アシスタントとして参加させていただいています。今では趣味になっていますけど、番組を担当する前は知らない世界だったので詳しい方につきっきりで教えていただいたり、現場に行って楽しさを味わったりしていました。知識がないと始まりませんし、間違っていることをお伝えしてしまうのはよくないですしね。今では自分で予想して券を買っていますけど、競輪はボロ負けです(笑)。ボートは最近大勝ちしたので、ちょっとプラスかな? 競輪もいつか取り返せると信じています!

──先述のシーシャやぶっちゃけ発言など、バラエティ番組での立ち振る舞いも注目を集めています。



瀧山 芸人さんを尊敬しているので、一緒にお仕事させていただける環境に感謝していますし、「一緒に仕事がしやすい人」と思っていただけるように頑張るのみです。発言に関しては2年目までは隠していたんですが、ぽろっとお話ししたことがニュースになったりするので、「面白いと思っていただけるなら出していこうかな」と考えを改めました。

──お酒も好きみたいですが、普段は誰と飲みに行くんですか?



瀧山 NMB48時代の同期が多いです。上京している高野祐衣、島田玲奈、與儀ケイラとはいまだに仲がいいです。高野は浅草で日本酒のお店をやっているんですけど、プライベートでももう5回くらい行きましたね。

最近は中野や上野に足を延ばして、渋いスナックに行くことにハマっています。私の素性を知らない年上の方々に、「いい飲みっぷりだね!」と褒めていただけます(笑)。

──競輪、ボート、格闘技、スナックって、趣味が完全におじさん化していますね(笑)。



瀧山 ですよね(笑)。番組を担当するまで触れてこなかった世界が多いですけど、楽しさを知ってしまいました。

──生き方を見ていると、自分のやりたいことに一直線というイメージがあります。



瀧山 自分が憧れているものになりたいんです。NMB48になったのもAKB48さんが好きだったからですし、アナウンサーを目指したのも加藤綾子さんに憧れたからでした。母からも行動力だけは褒めてもらえます(笑)。なりたいものがあれば、それに対して貪欲に生きてきましたしね。結果として、“なれたもの勝ち”だと思っています。

──そんな瀧山アナが次に目指しているものは何ですか?



瀧山 ABEMAアナウンサーとして認知度を上げて、会社に還元することです。ABEMAじゃないとここまでの挑戦はさせてもらっていないと思うので、感謝しています。

──あと半年で30歳を迎えます。感じることはありますか?



瀧山 20代が終わってしまうのがとても不安です(笑)。30代からは責任もさらに大きくなるでしょうし……。でも、20代はいろいろとやりたいことをやってきたので、後悔はないですね。“人生一度きり”という言葉を信じて生きているので(笑)。

そういえば、先日お仕事で占い師さんに「2025年1月までは恋愛をせず、仕事に打ち込みなさい。そうすればこの先10年安泰」って言われたんです。初めて占いで刺さることを言われたので、これは信じて仕事第一で頑張ろうかなと。あとは、いつかもっと大きな親孝行……一軒家をプレゼントするとかができたらいいですね(笑)。

(取材・文/犬飼華)

▽瀧山あかね(たきやま・あかね)


1994年5月10日生まれ、兵庫県出身。2018年からABEMA(https://abema.tv/) 専属アナウンサーとして『ABEMA BOATRACE SPACEクロちゃんとクルーちゃん2nd』(https://abema.tv/video/title/221-226)、『WINTICKETミッドナイト競輪』などに出演している。
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