台北ドーム内部の様子=資料写真

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(台北中央社)台北市内に建設中の多目的施設、台北ドーム(台北大巨蛋)について、同市の王泓翔スポーツ局長は16日、来月中旬をめどに試験的に観客を入れて野球の試合を開催する予定だと明らかにした。プレオープンの予行演習のような位置付けだとし、観客の退場時の誘導について確認する他、観客にアンケートを取り、改善につなげるとしている。

市議会で与野党の市議からの質問に対して述べた。

王局長によれば、11月に2度の試験的運用を予定。初旬には非公開で試験営業を行う。中旬ごろに予定している有観客での営業については、無料でチケットを配布する形式で実施するという。

台北ドームは2012年に工事が開始されたが、安全性への懸念を背景に15年5月から約5年にわたり、工事が停滞していた。市は、すでに消防検査に合格し、今月下旬にも建物の使用許可が取得できる見通しだとしている。

(黄麗芸/編集:名切千絵)