ブライトン戦についてコメントした遠藤。(C)Getty Images

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 英国メディアも首を傾げた“出番なし”に本人が言及した。

 10月8日に開催されたプレミアリーグの第8節で、遠藤航が所属するリバプールが、三笘薫を擁するブライトンと敵地で対戦。2−2のドローに終わった。

 その3日前に行なわれたヨーロッパリーグ(EL)のユニオン・サン=ジロワーズ戦(2−0)で先発した遠藤は、ダルウィン・ヌニェス、モハメド・サラーとともに前半のみで交代。ユルゲン・クロップ監督が試合後、計画通りの采配だったと口にしたため、このブライトン戦に向けての休養だと認識されていた。

 だが、蓋を開けてみれば、先発から外れ、出番もなし。アンカーには本職ではないアレクシス・マカリステルが起用された。

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 10月12日、カナダ戦に向けた前日練習の後の取材で、このブライトン戦について質問を受けた遠藤は淡々と次のように答えた。

「別にそこ(ユルゲン・クロップ)は監督の判断なので、自分はそこまでまだ信頼を勝ち得ていないというだけだと思う。他の選手、今出ている選手と比べて。そこは特に気にしていないというか、また代表明けからスタメンを取れるように準備していくだけ」

 日本代表のキャプテンは、「常に与えられた時間で自分の良さを100%出せるように常に準備しておくというだけ。そこはベンチでもスタートでも何も変わらない」と冷静に受け止めていた。

 クロップの信頼を勝ち取るためにも、まずは森保ジャパンで改めて存在を示せるか。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)