“今”の自分に不要なものを手放して、暮らしをもっと軽やかに。ものとの関係を見直した人たちの「捨てテクニック」を紹介します。デジタル捨てにも目を向けることで、アプリを探す手間を軽減。写真の枚数も厳選するなど、快適なスマホ使いを実現する、インスタグラマー・かなさんの方法を見ていきましょう。

“デジタル捨て”で写真とアプリを整理

気がつくとたまりがちな、スマホの写真やアプリ。定期的に整理して捨てれば、だらだらスマホ防止にも!

●写真捨て

1:“あとで見返すか”を基準に1構図ごとの枚数を絞る

撮影した写真のなかには同じ構図や失敗した写真もたくさん。「見返さないなら削除しても問題なし! 同じ構図のものは1枚に絞ります」

2:子どもの写真はアルバムにまとめる

子どもの写真は自宅用と夫婦それぞれの実家用に、定期的に3枚ずつプリント。「紙のアルバムにした方が見返すし、写真を厳選するきっかけにもなります」

●アプリ捨て

<1:アプリをジャンル別に分けていく>

“グルメ”“仕事”“家計”など、アプリの目的やジャンルごとにグループ分け。「表示項目が減り、必要なアプリが探しやすくなります」

 

<2:使わないアプリを“保留”でまとめる>

スマホにデフォルトで入っていたアプリなど、使わないけれど捨てていいのか迷うアプリは“保留”のグループをつくってまとめて。

 

<3:一定の期間に使っていなければアプリを削除>

「“保留”に入れたアプリは、3か月や半年など、一定期間使わなければ削除してよしと判断します」

 

<アプリ捨てのヒント>

→迷ったら「ホーム画面から取り除く」で見えなくする

それでも迷うときは、削除の前にアプリアイコンを長押しして「ホーム画面から取り除く」を選択。「目につくアプリが減るとすっきり」

【こんなアプリは捨てどき】

・存在を忘れていた
・サービスが終了している
・ログインできない
・1年以上使っていない
・同じ用途のものが2つ以上ある
・いつの間にか有料になっている

かなさん流デジタル捨てのやり方

スマホの中を整理してすっきりさせるデジタル捨て。かなさん流のデジタル捨てのやり方を教えてもらいました。

●写真とアプリの量を1年に1度見直し

こまめに見直しているつもりでも、気がつくとたまって動作が重くなるので、1年に1回はまとめて整理。

●写真は1構図につき1枚まで

同じような写真をたくさん撮ったら、数を絞ることを意識。

「同じ構図のものはベストショット1枚だけ残します」

●アプリがホーム画面2ページ分を超えたら注意

ホーム画面は2ページまでに。

「増えすぎたら不要なアプリを削除したり、目的ごとにまとめたりして見やすく」

※かなさんが実際に行っている方法で、iPhoneを使用したやり方です。

<脱・スマホ疲れのポイント>週に1度は「スマホをさわらない時間」をつくる

仕事に集中したいときや、寝る前などには、2時間程度スマホの電源を落としてデジタル断食。「とくに、夕食のあと子どもを寝かしつけるまでの間に電源をきると、子どもとじっくり向き合えて充実した時間に。週1回は実行しています」

【デジタル捨てでこんなしあわせが】

・アプリの起動が早くなった
・だらだらスマホをしなくなった
・アプリを探す時間が短縮された
・スマホの充電がもつようになった