ものを減らしてすっきりさせるだけで、キッチンの使い心地は格段によくなるもの。日々の調理や掃除もスムーズになり、ストレスフリーな時間が手に入るアイデアを、整理収納アドバイザーのさおりさんに教えてもらいました。

家族みんなで使いこなせる、ものの量としまい方

コロナ禍をきっかけに、器や調理道具などキッチンにあるものの量を減らしたというさおりさん。「家時間が増えると、ものにあふれたキッチンは居心地が悪いと感じるように。数を絞り、収納の仕方を見直したことで、家族みんなにとって使いやすいキッチンになりました」

【画像】さおりさん宅のキッチン間取り

●さおりさんのキッチン間取り

・家族構成 夫(48歳)、長男(17歳)と3人暮らし
・戸建て・3LDK

●料理やシーンを選ばない食器をつり戸棚に入る量だけ

家にある食器は、キッチンのつり戸棚3段分のスペースに収まる数に厳選。

「来客用食器もこのなかからセレクト。お気に入りしかないので、数は少なくても使うたびに気分が上がります」

●毎日使うものだけをつるす&出しっぱなしに

ターナーやみそマドラー、鍋敷きなど使用頻度の高いツールはコンロ横につるして収納。

「本当に使うものってこれだけなんだ、と気づけてすっきり。作業効率もアップしました」

FAVORITE ITEM:見た目のシンプルさと高機能を両立した水きりカゴ

直線的でスタイリッシュな「ラバーゼ」の水きりカゴ。「大きな皿や鍋を入れてもぐらつかず、実用面でも満足」

●すぐ見つけて、手に取れるよう外包装から出しておく

保存袋などは外包装から出しておき、手に取ったらすぐに使える状態でスタンバイ。「ひと目見ればどこになにがあるかわかるようにしておけば、家族に手伝いをお願いしやすいのも利点です」

ものが増えすぎないコツ

定期的に部屋を見直すことで、ものの増えすぎを防止。客観的な視点でチェックすることが重要です。

●写真に撮って客観的にものの量をチェック

週1〜2回は、スマホで部屋の各コーナーを撮影。「レンズ越しだと、他人目線でものの多さやバランスの悪さを冷静に判断できます。違和感があればものを減らすようにします」

この記事は『ESSE』2021年1月号から2022年12月号の内容を抜粋、加筆したものが含まれます。

掲載した名前、年齢などの情報は、『ESSE』に掲載された当時のものです。

紹介したアイテムは、店舗によって取り扱いがない場合や、すでに販売が終了している可能性もあるので、ご了承ください。