夏ってなんか大きい虫が多い。カブトムシ、クワガタ、セミ、スズメバチ、ガ......虫が苦手な人にとっては厳しい季節である。家の壁にくっついていることもあるので、警戒を強めている読者もいるかもしれない。

そうしてようやく家にたどり着いた後で、こんな光景を目にしたら......びっくりして叫び出してもおかしくないだろう。

こちらは、東京都在住のツイッターユーザー・【SiO2】O.R.(@SiO2_ORio)さんが2023年7月17日に投稿した写真だ。

カーテンレールにしがみついているのは、何やらこげ茶色の生物。このフォルム......まさか蛾!? だとしたら、とんでもなく巨大で怖すぎる......!

が、安心してほしい。これは超巨大昆虫ではなく、羽根を広げてカーテンに掴まっているフクロウなのだ。色といい羽根の広げ方といい、虫そっくりなフクロウさんに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。

「一瞬でかい蛾だと思って心臓がキュッとなりました...」
「デッカイ蛾かと思ってスマホ投げるところでしたwww」
「羽の開き具合も蝉にそっくりで笑いました」
「一瞬大きい蝉のような、蛾のように見えビックリしましたが、よく見るとフクロウなんですね!」
「まさに森の樹木の木肌に擬態するデザインなんですね!すごいです!」

Jタウンネット記者は20日、投稿写真について@SiO2_ORioさんに話を聞いた。

何をしているのかはわからない

「巨大ゼミ」と化しているのはトルクメニアンワシミミズクという種類のフクロウで、名前は「鼓珀」。4月に@SiO2_ORioさん宅にやってきたばかりの男の子だという。

投稿写真は21日の夜9時半ごろ、自宅にある鼓珀さん専用の部屋で撮影したものだ。

「帰宅をしてフクロウの様子を見て、トイレに行って戻ってきたらカーテンレールに飛び乗ってました!」(@SiO2_ORioさん)

鼓珀さんは一体なにをしているのか。こんなことは初めてで@SiO2_ORioさんにも理由はよくわからない。それでも「フクロウの部屋は飛んで止まれるところはカーテンレールぐらいしかないので、最近飛べるようになった鼓珀さんは飛び乗りたかったんだと思います」と推察した。

その後、鼓珀さんは2〜3分ほどカーテンレールに引っ付いて「ぎゃーぎゃー」と鳴いてから、何事もなく降りてきてそうだ。

「最近良く飛ぶようになって、飛ぶ快楽(?)みたいな物を覚えたのだと思います」(@SiO2_ORioさん)

フクロウだとわかってしまえば大丈夫だが......家に帰るたびにこの光景が目に飛び込んできたら、かなり心臓に悪いかもしれない。

(2023年07月22日14時30分編集部追記:記事初出時、鼓珀さんの名前を琥珀と表記している箇所がありましたので訂正しました。)