3走前の長篠Sを快勝したルージュスティリア(ユーザー提供:ノーツさん)

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 ディープインパクト産駒のルージュスティリア(牝4、栗東・藤原英昭厩舎)が、中京記念(3歳上・GIII・芝1600m)でJRA重賞初制覇を狙う。

 ルージュスティリアは父ディープインパクト、母ドライヴンスノー、母の父ストームキャットの血統。祖母のワンデスタは米でG1を3勝している。昨秋から1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスと3連勝でオープン入り。続く阪神牝馬Sは1番人気に支持されながら、終始スムーズさを欠いた走りで6着。前走のヴィクトリアマイルも好位から甘くなって10着に終わった。ただ、今回はGIIIのハンデ戦。加えて中京芝1600mは2戦2勝と得意の舞台なので、巻き返しが期待できそうだ。

 ディープインパクト産駒は中京記念に延べ18頭が挑み、16年にガリバルディ、18年にグレーターロンドンが制覇。ただ、牝馬に限れば13年ドナウブルーが4着、18年ワントゥワンが5着、19年プリモシーンが3着、20年ディメンシオンが9着と、惜敗が目立つ。ディープ産駒として5年ぶりの勝利、そして牝馬としては初の戴冠なるかに注目だ。