母仔重賞制覇を狙うワールドウインズ(昨年2月撮影、ユーザー提供:あんパンさん)

写真拡大

 08年のヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズを母に持つワールドウインズ(セ6、栗東・笹田和秀厩舎)が、中京記念(3歳上・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。

 ワールドウインズは一昨年の関門橋Sでオープン初挑戦初制覇。その後は16連敗中だが、3走前のポートアイランドS、前々走のリゲルSと、いずれもマイルで2戦連続して0秒2差の4着に健闘し、オープンでも五分に戦えることを示している。前走の米子Sは7着に終わったが、当時は半年ぶりの実戦だったので致し方なし。迎える今回、56kgのハンデは見込まれた感があるものの、叩き2戦目の上積みがあれば上位に食い込めて不思議はない。

 母エイジアンウインズは第3回ヴィクトリアマイルの覇者。ヴィクトリアマイルの勝ち馬は繁殖牝馬としても成功することが多く、第1回のダンスインザムードはダンスファンタジア、第6回のアパパネはアカイトリノムスメ、第8&9回のヴィルシーナはブラヴァスと、それぞれ重賞ウイナーを輩出している。ワールドウインズもここでタイトルをつかみ取り、母仔重賞制覇といきたい。