種牡馬引退が決まったワールドエース(15年12月撮影、ユーザー提供:ディープインパクトさん)

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 12年きさらぎ賞と14年マイラーズCを制したワールドエース(牡14)が種牡馬を引退することが決まった。19日、株式会社ジェイエスがワールドエースの写真を添えてツイッターを更新。「ワールドエースが種牡馬を引退することになりました。今後は、ノーザンホースパーク様に受け入れて頂けることになりました。当場からの退厩は、7月31日を予定しております」と伝えた。

 ワールドエースは父ディープインパクト、母マンデラ、母の父アカテナンゴの血統。全弟には19年菊花賞と21年天皇賞(春)を制したワールドプレミア、半弟には昨年の鳴尾記念と今年の日経新春杯を制したヴェルトライゼンデがいる。現役時代は17戦4勝。きさらぎ賞と若葉Sを制し、福永祐一騎手とのコンビでクラシックに挑んだが、皐月賞が2着、ダービーは4着。その後、屈腱炎で長期休養し、5歳時にマイラーズCを制したが、GIには手が届かなかった。

 15年に現役引退後、北海道のアロースタッドで種牡馬となり、19年クローバー賞を制したオータムレッド、昨年の北海優駿やダービーグランプリを制したシルトプレなどを輩出。今週の中京記念にはメイショウシンタケが出走を予定している。