クイーンSに出走予定のミスニューヨーク(写真右、撮影:井内利彰)

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 先週もクイーンS(7月30日・札幌芝1800m)に向けた追い切りということで、トレセンニュースにて取り上げたミスニューヨーク(栗東・杉山晴紀厩舎)。今朝19日もレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 先週と同じく、1回目のハロー掛けが終了した時間帯のCWへ、M.デムーロ騎手を背に入場。先頭がホシノスナ、これに続くのが、エルムS(8月6日・札幌ダート1700m)へ出走予定のベレヌスという隊列。先週は前2頭がかなり離れていたが、今朝は先頭と5、6馬身といったところ。

 道中のラップはあまり速くなかったのだが、そこをゆったりと走ることができていたのが、非常に印象的。3コーナーから4コーナーはしっかりと脚をためながら回ってくるといった印象で、すごくリズムよく弾んでいた。

 最後の直線に向くと、3頭が一斉に加速して、一気に11秒台のラップ。ここで楽だったのはベレヌスだが、ミスニューヨークもホシノスナの内に入り、11.5秒から11.0秒とゴール前でさらに加速する伸びで先着。全体時計は6F83.8~5F68.1~4F52.0~3F36.8~2F22.5~1F11.0秒。全体の数字はさほど速くないが、非常に中身の濃い1週前追い切りを消化したのではないだろうか。

(取材・文:井内利彰)