昨年のカシオペアS以来の勝利を目指すアドマイヤビルゴ(ユーザー提供:あおさん)

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 良血アドマイヤビルゴ(牡6・栗東・友道康夫厩舎)が中京記念(3歳上・GIII・芝1600m)でJRA重賞初制覇を狙う。

 アドマイヤビルゴは父がディープインパクト、母が仏1000ギニー覇者のイルーシヴウェーヴという良血馬。17年セレクトセール当歳において、国内のセールでは史上2番目の高価格となる5億8000万円(税抜き)で取り引きされた。これまでリステッドを3勝しているが、重賞に限れば5戦して20年京都新聞杯の4着が最高。全てのレースで人気以下の着順に終わっている。

 国内のセールで取り引きされた馬に限れば、過去最高額の重賞勝ち馬は19年きさらぎ賞を制したダノンチェイサーの2億5000万円。GI勝ち馬では19年菊花賞と21年天皇賞(春)を制したワールドプレミアの2億4000万円となっている。アドマイヤビルゴが勝てば、ダノンチェイサーを抜いて首位浮上。強豪撃破でタイトル奪取なるかに注目したい。