中京記念に出走予定のウイングレイテスト(撮影:小金井邦祥)

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 サマーマイルシリーズの2戦目。この時期の中京は開催後半ということで馬場が荒れやすく、また極端に時計が速くなることがないので、スピード面のハードルは低くなる。

1.馬格のある馬が優勢

 中京開催だった2009~2019年の10回で、480kg以上の馬が8勝。2着も8頭出ている。対して、479kg以下だった馬は[2-2-3-58]で複勝率10.8%と苦戦傾向。

2.距離短縮組は苦戦傾向

 過去10回で、前走から距離短縮となる馬は[0-1-2-32]で複勝率8.6%と苦戦。対して、前走もマイルだった馬は[5-6-4-57]で複勝率20.8%、前走から距離延長となる馬は[5-3-4-45]で複勝率21.1%。時計が掛かりがちなレースにしては距離短縮組が苦戦しがち。

3.前走オープンでも通用

 過去10回で、前走がオープンだった馬が5勝、前走が重賞だった馬も5勝でイーブン。しかし、連対率を見ればオープン組が16.9%、重賞組が10.5%であるから、妙味も踏まえれば前走オープン組に分がある。

 ウイングレイテストは前走の米子Sで4着だったが、一旦は抜け出さんかとする走りで内容は上々だった。前走は1分32秒0で走破したが、実績からしてもう少し時計が掛かった方が良さそうなタイプ。中京替わりは問題なく、前進必至と見る。