【海外発!Breaking News】自らを犠牲にして飛び降りた少女を救った男性「娘の怪我はあなたのせい」と非難される(中国)<動画あり>
一般的に人命を救助すれば感謝されるものだが、中国のある男性は飛び降り自殺を図った少女を身を呈して救ったものの、少女の家族から非難されてしまったという。香港のオンライン・ニュースポータル『香港01』などが伝えている。
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このほど中国の吉林省で、自らを犠牲にして飛び降り自殺を図った少女を救った元警備員のチュイ・イエンさん(Qu Yan/曲岩)が大きな関心を集めている。『香港01』によると、2022年当時28歳だったチュイさんは警備員として病院に勤務しており、その時に少女を救ったという。
少女は病院4階のバルコニーから飛び降りようとしており、連絡を受けたチュイさんが地上で少女のいる真下に到着すると、辺りには大勢の見物人がいたものの救助隊はまだ到着しておらず、少女が飛び降りた際の救助準備ができていなかった。
すると少女はそのままバルコニーから飛び降りてしまい、チュイさんは少女を救おうとすかさず落下地点へ駆け寄り、身を呈して受け止めようとした。しかし少女を受け止めた時の衝撃が大きすぎたため、チュイさんはそのまま意識を失い少女とともに病院内で緊急搬送された。
病院のベッドで目が覚めたチュイさんは、腕、頸椎や背骨など全身に複数の骨折を負い、約1年が経った現在も脊椎の負傷による麻痺が残り、起き上がることができない状態だという。一方でチュイさんが救った少女もまた入院の必要があったものの、怪我の程度は軽く数日後には退院できたそうだ。
病院で寝たきり状態となってしまったチュイさんは、勤務していた警備会社を解雇され、職を失ったことで病院の治療費を払うことができなくなってしまった。また、彼の家族も裕福と言える状態ではないため、治療代を支払うことができず、チュイさんが勤務していた警備会社に医療費の援助を求めることにした。
ところが頼みの綱だった警備会社からは一切の援助を拒否され、とうとうチュイさんは病院から「薬の投与を止める」と宣告されてしまった。そこでチュイさんの家族は、彼が救った少女の家族に医療費の支援を願い出ることにした。
のちにチュイさんはメディアの取材を受けることとなり、彼の母親が取材の最中に少女の母親に電話をかけて医療費の負担を依頼した。すると電話の向こうから信じられない答えが返ってきた。
「何をしてくれたっていうのよ? うちの娘は今大変な状態なのよ。あの子は障害を負っていて、もしあの子に何かあったらあなたの息子のせいでもあるからね。一生その責任を償ってもらうことになるわよ。」
少女の家族はまだ一度もチュイさんの病室にお見舞いにも来ないうえに、少女の怪我はチュイさんのせいでもあると非難したのだ。心無い言葉を浴びせられたチュイさんだったが、取材で訪れた記者に「僕はあの少女が助かって満足しています。彼らからお金が欲しいわけではありませんが、少なくとも少女の家族からは感謝の言葉が欲しかったです」と涙ながらに語った。
この時の取材映像が大きく報道されると、「なぜ感謝の気持ちが無いんだ?」「なんて残酷な」「ゾッとするよ」といった、少女の家族を非難する声が上がった。その後、幸いなことにチュイさんのことを知った人たちから医療費支援の申し出が相次いだ。
チュイさんは支援者に感謝するとともに「この世にはまだまだ善良な人がたくさんいると信じています」と語り、少女の命を救ったことに対しては全く後悔していない様子だった。
画像は『香港01 2023年5月7日付「心寒!保安徒手接墮樓女致重傷骨折 反遭家屬嗆:女兒有事你負責」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
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このほど中国の吉林省で、自らを犠牲にして飛び降り自殺を図った少女を救った元警備員のチュイ・イエンさん(Qu Yan/曲岩)が大きな関心を集めている。『香港01』によると、2022年当時28歳だったチュイさんは警備員として病院に勤務しており、その時に少女を救ったという。
すると少女はそのままバルコニーから飛び降りてしまい、チュイさんは少女を救おうとすかさず落下地点へ駆け寄り、身を呈して受け止めようとした。しかし少女を受け止めた時の衝撃が大きすぎたため、チュイさんはそのまま意識を失い少女とともに病院内で緊急搬送された。
病院のベッドで目が覚めたチュイさんは、腕、頸椎や背骨など全身に複数の骨折を負い、約1年が経った現在も脊椎の負傷による麻痺が残り、起き上がることができない状態だという。一方でチュイさんが救った少女もまた入院の必要があったものの、怪我の程度は軽く数日後には退院できたそうだ。
病院で寝たきり状態となってしまったチュイさんは、勤務していた警備会社を解雇され、職を失ったことで病院の治療費を払うことができなくなってしまった。また、彼の家族も裕福と言える状態ではないため、治療代を支払うことができず、チュイさんが勤務していた警備会社に医療費の援助を求めることにした。
ところが頼みの綱だった警備会社からは一切の援助を拒否され、とうとうチュイさんは病院から「薬の投与を止める」と宣告されてしまった。そこでチュイさんの家族は、彼が救った少女の家族に医療費の支援を願い出ることにした。
のちにチュイさんはメディアの取材を受けることとなり、彼の母親が取材の最中に少女の母親に電話をかけて医療費の負担を依頼した。すると電話の向こうから信じられない答えが返ってきた。
「何をしてくれたっていうのよ? うちの娘は今大変な状態なのよ。あの子は障害を負っていて、もしあの子に何かあったらあなたの息子のせいでもあるからね。一生その責任を償ってもらうことになるわよ。」
少女の家族はまだ一度もチュイさんの病室にお見舞いにも来ないうえに、少女の怪我はチュイさんのせいでもあると非難したのだ。心無い言葉を浴びせられたチュイさんだったが、取材で訪れた記者に「僕はあの少女が助かって満足しています。彼らからお金が欲しいわけではありませんが、少なくとも少女の家族からは感謝の言葉が欲しかったです」と涙ながらに語った。
この時の取材映像が大きく報道されると、「なぜ感謝の気持ちが無いんだ?」「なんて残酷な」「ゾッとするよ」といった、少女の家族を非難する声が上がった。その後、幸いなことにチュイさんのことを知った人たちから医療費支援の申し出が相次いだ。
チュイさんは支援者に感謝するとともに「この世にはまだまだ善良な人がたくさんいると信じています」と語り、少女の命を救ったことに対しては全く後悔していない様子だった。
画像は『香港01 2023年5月7日付「心寒!保安徒手接墮樓女致重傷骨折 反遭家屬嗆:女兒有事你負責」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)