渡米後初の全体練習に臨んだ侍ジャパン・大谷翔平【写真:Getty Images】

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ブルペン入りした大勢の後ろで大きなジェスチャーをした大谷

 まさかの見学にタジタジだった。野球日本代表「侍ジャパン」の大勢投手(巨人)は18日(日本時間19日)、フロリダ国際大(米フロリダ)で練習を行い、ブルペンに入った。背後から大谷翔平投手(エンゼルス)が投球を見学。「勉強になります」とイジリを受けたことを明かした。

 前日17日(日本時間18日)は休養に充てたため、渡米後初めての練習。マウンドの感覚を確かめるように14球を投げ込んだ。「(米国のマウンドは)日本とは全然違いましたね。硬くて、引っかかるボールが多かったです」。少し制球を乱すこともあったが、「投げていて嫌な感じではない。ちょっとした違いだけだったので、あまり考えすぎずに」と前を向いた。

 プルペンに入る前、大勢のボールがティー打撃をしていた大谷の近くに飛んでいく場面があった。「すみません」と謝ると、大谷はベンチに座り、大勢の投球を見学。顔をグルグルさせたり、大きなジェスチャーをしたり、近づいて「勉強になります」とコメントも。まさかのイジリに大勢も「いやいやいやって感じで……」と笑うしかなかった。

 大勢は第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝・メキシコ戦の会場であるローンデポ・パークにはまだ行ったことがなく、19日(日本時間20日)の公式練習が初めてとなる。「第一印象は球場凄いなって思いますし、なかなか日本にはない。純粋に楽しみです」と心待ちにしていた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)