【有馬記念】横山和「期待に応えられず申し訳ない」レース後ジョッキーコメント
25日、中山競馬場で行われたG1・有馬記念は、3歳馬のイクイノックスが圧巻の走りでライバルを圧倒。天皇賞・秋に続いてG1を連勝し、現役最強を証明した。
有馬記念、レース後ジョッキーコメント
1着 イクイノックス
C.ルメール騎手
「皆さんメリークリスマス！ブラボー！僕にとって、クリスマスの日は2度あることは3度あります。2005年ハーツクライで有馬記念を勝って、サトノダイヤモンドで勝ったときはまたクリスマスの日でしたから、今日も本当に嬉しく思います。今回はすごく良いスタートをしましたので、前の方になって、でも道中でけっこう引っかかりましたね。走りたがったので、我慢しないといけなかったけど、大外出してからすごく良い脚を使ってくれました。最後は本当に一番強い馬でしたね。（イクイノックスは）最初からすごく能力をみせてくれました。キタサンブラックの子ですから、クラシックの時はまだ大人じゃなかったですけど、秋からすごい強くなりました。来年も楽しみです。今日はお客さんが多かった。すごく気持ち良いです。皆さんイクイノックスの応援本当にありがとうございます」
2着 ボルドグフーシュ
福永祐一騎手
「素晴らしい状態でした。3角から外を捲って長くいい脚を使いました。3着馬は離していますし、来年は主役を張れる馬だと思います」
3着 ジェラルディーナ
C.デムーロ騎手
ゲートでリラックスしすぎて立ち遅れました。ポジションを取りに行っても折り合いスムーズに走れました。最終コーナーでズブさは見せたけど、最後まで走り切ってくれました」
4着 イズジョーノキセキ
岩田康誠騎手
「パドックから返し馬、ゲートまですごくいい状態に感じました。厩舎がここを目標に仕上げてくれて、よく頑張ってくれました」
【有馬記念レース回顧】タイトルホルダーに本来の走りは見られず
横山武「頑張ってくれた」
5着 エフフォーリア
横山武史騎手
「今年使った中では一番状態が良かったと思います。やりたい競馬は出来ましたし、頑張ってくれました」
9着 タイトルホルダー
横山和生騎手
「ゲートの出脚が鈍かったし、直線でも手前を替え切れていなかった。そういうことが少し影響したのかもしれません。期待に応えられず申し訳ないです」
10着 ヴェラアズール
松山弘平騎手
「勝ち馬の後ろで競馬は出来ましたが、勝負どころで離されて苦しくなりました。力を出し切れなかったです」
レース結果、詳細は下記のとおり。
12月25日、中山11Ｒで行われた第67回有馬記念（3歳上オープン・G1・芝2500m・1着賞金＝4億円）は、C.ルメール騎乗の1番人気、イクイノックス（牡3・美浦・木村哲也）が勝利しG1・2勝目をマーク。天皇賞・秋に続いて再び古馬を圧倒した。勝ちタイムは2分32秒4（良）。
2着に6番人気のボルドグフーシュ（牡3・栗東・宮本博）、3着に3番人気のジェラルディーナ（牝4・栗東・斉藤崇史）が入った。
【写真】有馬記念のレース写真現役最強の証明
ルメール騎手の手綱に導かれてイクイノックスが古馬を撃破し、現役最強を証明した。タイトルホルダーが逃げる展開の中、激しい先行勢を見ながら、勝負どころでは抜群の手応えで進出。外をからあっという間にライバルを交わして行き直線半ばで先頭に立つと、そのまま2馬身半突き抜けてゴールした。
有馬記念を勝ったイクイノックスは、父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイローという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は（有）シルクレーシング。通算成績は6戦4勝。重賞は2021年東京スポーツ杯2歳ステークス（G2）、22年天皇賞・秋（G1）に次いで3勝目。鞍上のC.ルメール騎手は同レース3勝目、管理する木村哲也調教師は初勝利。
【全着順】
1着 イクイノックス C.ルメール
2着 ボルドグフーシュ 福永祐一
3着 ジェラルディーナ C.デムーロ
4着 イズジョーノキセキ 岩田康誠
5着 エフフォーリア 横山武史
6着 ウインマイティー 和田竜二
7着 ジャスティンパレス T.マーカンド
8着 ディープボンド 川田将雅
9着 タイトルホルダー 横山和生
10着 ヴェラアズール 松山弘平
11着 ボッケリーニ 浜中俊
12着 ポタジェ 吉田隼人
13着 ラストドラフト 三浦皇成
14着 アリストテレス 武豊
15着 アカイイト 幸英明
16着 ブレークアップ 戸崎圭太
