【前園真聖コラム】第423回「柴崎岳と南野拓実はワールドカップメンバーに選ばれるか」
![南野拓実(撮影:岸本勉/PICSPORT)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/1/b/1bb4ec34db9aa21e37bcd46762b2ec6b-m.jpg)
柴崎は2018年ロシアワールドカップのとき、すばらしいプレーを見せてくれました。柴崎が前を向いて縦にスルーパスを供給することで日本代表は攻撃のスイッチが入っていました。今も彼にはそんなプレーが求められているはずですが、よさを出せていません。
この中に柴崎が入っていくかどうか、今、ギリギリのところだと思います。ここからワールドカップまでの間に自分のチームで強烈なアピールがほしいところです。
南野拓実は移籍したことで調子を崩しています。移籍して調子を上げた久保建英とは対照的だと言えるでしょう。
本来の南野はもっと強引でダイナミックなプレーを見せる選手です。ところが9月はすっかり自信を失っているように見えました。
ただ、僕は最近の試合で南野の価値を決めるのは違うと思います。これまでの代表で果たしてきた役割、挙げてきたゴールなどを考えると、復調すれば間違いなく中心になれる選手です。
11月1日のメンバー発表までリーグ戦が3試合残っています。南野がそこで調子を取り戻すことを期待しています。
(撮影:岸本勉/PICSPORT)
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。