[10.8 J2第40節 新潟 3-0 仙台 デンカS]

　アルビレックス新潟が悲願のJ1復帰を決めた。8日にホームで開催されたJ2第40節でベガルタ仙台と対戦し、3-0で完勝。J1の舞台は2017年以来、6年ぶりとなる。

　前節終了時点で首位新潟と3位ファジアーノ岡山のポイント差は「9」。今節に引き分け以上でJ1自動昇格の2位以内が確定する新潟は、開始から仙台を押し込むが、ゴールの遠い展開が続く。

　前半の終了間際には左から切れ込んだMF伊藤涼太郎が倒され、ペナルティエリアのライン付近でFKを獲得する。しかし、キッカーの伊藤が右足で打ったシュートはクロスバーに嫌われ、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

　後半も主導権を握る新潟。ゴールに迫り続ける中、後半19分に均衡が破れた。左サイドのスローインを素早く始めると、伊藤がMF島田譲とのパス交換からペナルティエリア内左に走り込み、右足でパスのようなシュート。ゴール右に吸い込まれ、先制弾を奪った。

　後半32分には伊藤がこぼれ球を左足で蹴り込み、追加点となる今季9ゴール目を記録。さらに同アディショナルタイム4分、カウンターからFWアレクサンドレ・ゲデスがダメ押しの3点目を奪う。そのまま新潟が3-0で逃げ切り、J1昇格を決定させた。

　一方、J1参入プレーオフ出場圏内の6位だった仙台は3連敗。他会場の結果により、出場圏外の7位に後退した。