荻野由佳「NGT48暴行事件」誹謗中傷の日々を告白 発信者開示の法改正直前でもなお粘着し続ける「アンチ」
2017年の『NHK紅白歌合戦』リハーサルに登場した荻野由佳
このインタビューを受けることは、さぞ勇気が必要だっただろう。
9月23日付の朝日新聞、および9月22日の「朝日新聞デジタル」で、NGT48の中心メンバーとして活躍した荻野由佳が登場。インターネット上で続く誹謗中傷について告白した。
「荻野さんは『NHK紅白歌合戦』に2017年、2018年と連続して出演しました。誹謗中傷が始まったのは、2019年に入ってからです。前年12月に、NGT48メンバーの自宅にファンが押しかけ、暴行容疑で逮捕される事件が起きました。荻野さんは、ネットに容疑者と交流があったという、根拠のない噂を拡散されたといいます」(アイドルライター)
朝日新聞によると「死ね」「生きている価値がない」「荻野が黒幕」「事件に関与したメンバー」という書き込みがSNSに溢れ、現在もその誹謗中傷は続いているという。
新潟市内の報道機関には「荻野由佳を殺す殺す殺す」と書かれたファックスが送られ、脅迫の疑いで容疑者が逮捕されるなど、誹謗中傷はエスカレート。仕事は激減し、2021年11月にはグループを卒表。現在は事務所には所属せず、フリーとして活動している。
10月1日から「プロバイダー責任制限法」の改正で、誹謗中傷の発信者をより早く特定できるようになる新制度がスタートする。彼女のインタビューは、新制度が始まることを報じる記事のなかで掲載されたものだったのだが、SNS上には、この記事を受けてなお、相変わらず誹謗中傷が繰り返されている。
《人気再燃の為にかもう3年前の他人の刑事事件に便乗して最近そんな事ばかりしてる》
《被害者ヅラするのも大概にしろよ》
《お前の場合は自業自得だろ》
《炎上商法までしてなにがしたいのかな? 再起の芽などないのに(中略)おかねかな?》
こうした書き込みをしているアカウントの履歴を見ると、事件当時から誹謗中傷してきたネットユーザーが、変わらず粘着し続けているようだ。
「ネット空間の現状が、少しでも変わって欲しい」とインタビューに答えた荻野。その思いを、裏切るような言動がまかり通っている。