日本海側ルートは盛岡へ迂回運行となるかもしれません。

東北地方の幹線ルートがひとつ確保


EH500形電気機関車「金太郎」(恵 知仁撮影)。

 3日から続く大雨で、各地で被害を受けた東北地方の鉄道。JR貨物は8日14時に、貨物列車の運行状況と今後の計画について発表しました。

 日本海側と東北線がどちらも寸断されていましたが、、東北線ルートである八戸貨物駅〜盛岡貨物ターミナル駅間が、きょう8日15時頃再開予定。北海道・青森と首都圏がようやく再び結ばれます。

 北海道と関西をむすぶ北陸ルートも、酒田駅〜新潟貨物ターミナル駅間の羽越本線ルートがきょう未明2時に再開。さらに、南福井駅〜米原駅間も11日5時に運転再開予定。これをもって、いよいよ北陸ルートも秋田〜関西で全線復旧となります。

 11日の時点で、残る不通区間は、大館駅〜秋田貨物駅間のみとなります。八戸経由が開通するため、北陸〜北海道の輸送は迂回ルートが取られると思われますが、迂回ルートの詳細はまだ明らかになっていません。