フィリピンで稀な奇形の子ネコが誕生

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フィリピンで今月20日、単眼症で鼻がない奇形の子ネコが誕生した。子ネコは口で息をし30分ほどで息絶えたが、飼い主がSNSで写真をシェアすると大きな反響があったという。『The Mirror』などが伝えた。

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ネグロスオクシデンタル州サン・エンリケのバリワガン地区に住む農学生マイケル・セベリーノさん(Michael Severino、23)の飼いネコが20日、4匹の子ネコを産んだ。

ところがそのうちの1匹は稀な奇形で、マイケルさんがSNSで写真をシェアしたところ大きな反響があったという。

実は子ネコは、1つの眼窩に2つの眼球がある単眼症で、鼻はなく、頭のてっぺんにはまるで角が生えているかのような突起があった。また被毛はほどんどなくボディはつるんとした印象で、誕生後は口呼吸をしていたものの30分後には死んでしまったという。

子ネコというにはあまりにも奇妙な外見に、SNSには「エイリアンだ」「サルとネコのミックスなのでは?」という声や、「頭の角は、本当は鼻だったのでは?」「目が怖い」「悪霊がついているに違いない」「フィリピンの神話上の生き物“エンカント(engkanto)”なのでは?」といったコメントが寄せられたそうで、マイケルさんは奇形のネコについて次のように述べた。

「確かにエイリアンのようだし、映画『ミニオンズ』のミニオンに似ていると言ってくる人もいたね。エンカントに関しては、幸運をもたらすタイプと悪運をもたらすタイプの2種類がいて、あのネコは呪われていたから後者だとも言われたよ。」

「獣医は奇形の原因について、母ネコの栄養が足りないか、約8歳と高齢であることが影響していると言っていた。ただこれまでは何の問題もなかったし、奇形の子を産んだのは初めてのことで、私はとてもユニークなケースだと思っているよ。亡くなったネコはアルコールの瓶に保存するつもりさ。」

ちなみに昨年5月にはブラジルで、巨大な一つ目の豚が誕生した。豚特有の大きな鼻はなく、鼻の位置には小さな突起があるだけで、生後間もなく息絶えてしまったという。

画像2〜4枚目は『The Mirror 2022年7月26日付「Mutant ‘with monkey’s face and cat’s body’ is born sparking fears of bad omen」(Image: Credit: Michael Severino/Pen News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)