ポスター「映画五月一日」1927〜29年(推定)石版 原弘 特種東海製紙株式会社蔵2022年7月11日(月)〜8月14日(日)と9月5日(月)〜10月2日(日)に、武蔵野美術大学美術館 展示室3にて、入場無料の展覧会「原弘と造型:1920年代の新興美術運動から」の開催が予定されている。武蔵野美術大学 名誉教授の郄島直之氏が監修を務め、特種東海製紙株式会社の協力のもとで開催される展覧会。日本のグラフィックデザインの黎明期を牽引したデザイナー・原弘氏(1903〜1986年)の仕事を辿る内容が繰り広げられる。原弘氏は、戦後に手掛けた多くのブックデザインや、東京国立近代美術館などのポスターの仕事で広く知られている。1951年には日本宣伝美術会(日宣美)の結成に参画し、1960年には亀倉雄策氏(1915〜1997年)らと日本デザインセンターを設立。1964年の東京オリンピックでは、組織委員会デザイン懇談会で書体の統一および広報を担当した。そのほかにも、装丁、ポスター、パッケージデザイン、雑誌のアート・ディレクションなど多岐にわたる仕事に携わり、日本のグラフィックデザインの進展に大きく貢献した人物として高く評価されている。本展では、その原弘氏が新興美術運動に身を投じた1920年代の作品を起点に、後の制作姿勢の礎となった1930年代から40年代にかけての仕事を紹介。館蔵資料のほか、特種東海製紙株式会社の「原弘アーカイヴ資料」も合わせて展観し、原弘氏のデザインワークに通底する“造型思考”の検証を試みている。※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認
■期間:
2022年7月11日(月)〜8月14日(日)
2022年9月5日(月)〜10月2日(日)■開催場所:
武蔵野美術大学美術館 展示室3
東京都小平市小川町1-736■問い合わせ先:
武蔵野美術大学 美術館・図書館
url. https://mauml.musabi.ac.jp/