専用機に乗り込む前に夫人とともにあいさつする尹大統領夫妻=30日、マドリード(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は1日、スペイン・マドリードでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席などの3泊5日の日程を終え、専用機で帰国した。

 尹大統領の就任後初の外遊で、韓国大統領として初めてNATO首脳会議に出席した。

 スペイン国王フェリペ6世が主催する晩さん会では日本の岸田文雄首相と初対面して短時間会話し、「参院選後に、韓日間の懸案を速やかに解決して(両国関係を)未来志向に進める考えを持っている」と述べた。

 尹大統領はNATO首脳会議に合わせ、4年9カ月ぶりに開かれた韓米日首脳会談のほか、オーストラリア、オランダ、フランス、ポーランド、デンマーク、カナダ、チェコ、英国の首脳と2国間会談を行った。

 また、韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国会談に臨み、スペイン国王やNATO事務総長とも面会するなど、計16件の外交日程をこなした。

 NATO首脳会議で行った演説では、「北を非核化の道に引き出すためには無謀な核・ミサイル開発の意志より国際社会の非核化の意志が強いということを明白に示さなければならない」と述べ、NATO加盟国とパートナー国に協力と支持を要請した。