来週行われる核兵器禁止条約締約国会議について、政府はオブザーバー参加しない方針を示しました。

被爆者からは落胆の声が上がっています。

外務省は核兵器禁止条約に「核保有国が参加していない現実がある」として、締約国会議のオブザーバー参加は見送る方針を明らかにしました。

8月に予定されるNPT=核拡散防止条約の再検討会議には出席し、核保有国が参加する場で核軍縮を進めていくとしています。

オブザーバー参加を求めていた被爆者からは、政府の決定に落胆の声が聞かれました。

県被団協 箕牧智之理事長「非常に残念ですショックです」

県被団協 佐久間邦彦理事長「(岸田総理は)核兵器をなくそうと言っているのに、その方向に足を踏み込まないのは非常に残念」

政府は締約国会議前日に行われる核兵器の非人道性会議には代表団を派遣する方針です。