７月１日からのたばこ税値上げによる“駆け込み需要”で、６月のコンビニエンスストアの売上高（協会会員11社の既存店ベース）がほぼ２年ぶりにプラスになったことが20日、日本フランチャイズチェーン協会（本部・東京都港区、加藤充会長）の発表で明らかになった。

　６月は、梅雨に入って西日本を中心に各地で大雨になった影響で、新規出店分を含まない既存店ベースの来客数は伸びなかったものの、たばこの売れ行きが好調で、売上高は前年同月比0.6％増の5707億5200万円と、23カ月ぶりにプラスへ転じた。全店ベースの売上高は、同3.4％プラスの6220億1400万円で、２カ月続けてプラスで推移した。

　来店客数は、全店ベースは同0.8％増の10億4252万6000人で２カ月連続プラスだったが、既存店は不順な天候の影響で９億6364万6000人（同2.7％減）と４カ月連続して前年同月実績を下回った。

　平均客単価は、全店ベースが579.7円（同3.7％増）、既存店ベースが581円（同3.7％増）で、ともに11カ月ぶりにプラスに転じた。【了】

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日本フランチャイズチェーン協会