2021年10月にFacebookが社名をMetaに変更したことで、Facebook傘下のVR企業だったOculusはMetaのVR部門という位置付けになり、これまでFacebookが提供していたVRブランド名だった「Oculus」も「Meta」に切り替わる予定が発表されました。そして2022年1月26日に、Oculus Questがついに「Meta Quest」に改名されました。

Oculus Quest 2 just officially renamed Meta Quest - and it's not going well | Tom's Guide

https://www.tomsguide.com/news/oculus-quest-2-just-officially-renamed-meta-quest-and-its-not-going-well

Oculus VR is now Meta Quest VR

https://www.xda-developers.com/oculus-meta-quest-vr/

Oculusの公式サイトにアクセスすると、左上に表示されているブランドロゴが「Oculus Quest」から「Meta Quest」に変わっています。ただし、VRプラットフォームアプリである「Oculus」は、記事作成時点ではまだ「Meta」に改名されていません。



また、Oculusのスタンドアローン型VRヘッドセット・Oculus Questの公式Twitterアカウントも「Meta Quest」に名前が変わりました。公式アカウントは「新しい名前でも、やることは同じ」とツイートしています。



しかし、ファンからは「既に知名度が十分高い『Oculus』という名前をなぜわざわざ変更しなければならないのか？」という意見も出ており、オンライン掲示板サイト・Redditでは「『Oculus from Meta』でよくないか？」という声も挙がっています。

ガジェットやテクノロジー関連のレビュワーとして知られるYouTuberのMKBHDことMarques Brownlee氏は「Metaの人が聞いているかどうかはわかりませんが、もしOculusほどブランド名が知れ渡っているなら、名前を変えないでしょう」と突っ込んでいます。



テック系ニュースサイトのTom's Guideは「すでに2021年のクリスマスシーズンですら『Oculus Quest 2』でPRしていたのに、今後テック系ジャーナリストやユーザー、インフルエンサーが『Meta Quest』という単語に言い換えるインセンティブなんてないでしょう」と主張しました。