アーセナル名DF、プレミア挑戦1年目の冨安を高評価 「あまり絶賛することはないが、とてつもなく効果的」
元英代表DFリー・ディクソンが冨安のアスリート能力、ゲーム理解度、パスなどを称賛
アーセナルOBの元イングランド代表DFリー・ディクソン氏は、今季新加入で即座に右サイドバック(SB)のレギュラーに定着した日本代表DF冨安健洋について、「とてつもない影響力」と賛辞を送った。
冨安は昨夏の移籍市場でイタリア1部ボローニャから移籍金1700万ポンド(約26億円)でアーセナルに加入。手薄だった右SBとしてプレミアリーグ第4節ノリッジ・シティ戦(1-0)でデビューを飾った後は第18節リーズ・ユナイテッド戦(4-1)まで15試合連続でスタメン出場するなど不動の存在となった。
冨安に対してはすでに現地メディアやファンからも称賛が寄せられているが、アーセナルのレジェンドであるディクソン氏も23歳の日本代表DFを高く評価する1人だ。英メディア「HITC」によれば、アーセナルでプレミアリーグ2度の優勝経験を持つ名SBは「Premier League Productions」で次のようにコメントしていたという。
「私はプレミアリーグに来たばかりの選手には警戒心を持っていて、あまり絶賛することはないが、彼はこのポジションでとてつもなく効果的だ。特に、彼のアスリート能力の高さ、ピッチ上で振る舞い、ゲームの理解、パス、強さ、ボールを持っていない選手へのプッシングなどは非常に効果的だ。彼がノー・マンズ・ランドにいることは決してない。2つのポジションの間にいることもない。彼は前向きな考えを持っているからこそ、ポジショナルプレーは今後の課題になるだろう」
ディクソン氏は冨安、ベン・ホワイト、ガブリエウ・マガリャンイス、キーラン・ティアニーの4バックとGKアーロン・ラムズデールの5人で形成されるアーセナル守備陣の活躍を「センセーショナル」と絶賛してきた。そのなかで、新加入ながら右サイドで絶大な存在感を示す冨安個人のパフォーマンスにも感銘を受けているようだ。
(Football ZONE web編集部)