市販の餅でもっちり。やわらかい「安倍川餅」の作り方
静岡名物「安倍川餅」とは
安倍川餅とは、つきたての餅を食べやすくちぎり、きな粉やこしあんをまぶした和菓子のことです。由来はその昔、静岡を流れる安倍川のほとりで売られていたきな粉餅で、徳川家康が「安倍川餅」と命名したと言われています。
本来はきな粉をまぶした餅の上に、当時貴重だった白砂糖をかけたものでした。いまではきな粉と砂糖を混ぜたものをまぶしたり、こしあんをまぶしたものも安倍川餅と呼ばれ、静岡名物になっています。この記事では、市販の切り餅を使う安倍川餅の作り方をご紹介します。
市販の餅で簡単。安倍川餅
調理時間:10分
鍋で作る安倍川餅のレシピです。餅を水からゆでることで、なかまでやわらかく、もっちり伸びる安倍川餅になりますよ。きな粉や砂糖の種類にこだわって作ってみてもいいですね。砂糖の量はお好みで調整してください。
材料(1人分)
・餅……2個
・きな粉……大さじ2杯
・砂糖……大さじ1杯
・塩……少々
下準備
きな粉、砂糖、塩を混ぜておく
作り方
1. 餅を水からゆでる
鍋に餅と、餅がしっかり浸かるくらいの水を入れ、火にかけて煮立たせます。
2. 弱火で煮る
煮立ったら弱火にして2分ゆでて火を止め、お湯を切ります。まだ硬い場合は、十分やわらかくなるまで、火を止めた状態でお湯に入れておきます。
3. きな粉をまぶす
お好みで食べやすい大きさに箸で分割し、混ぜておいたきな粉をたっぷりまぶして完成です。
電子レンジで作る場合
1. 深さのある耐熱容器に餅を2個と、餅がかぶるくらいの水を入れる
2. ラップをせずに電子レンジ500~600Wで2分前後加熱する
3. やわらかくなったらお湯を切り、きな粉をまぶす
安倍川餅で、おやつの時間をまったり楽しみましょう
もっちりやわらかい餅と、風味豊かなきな粉の組み合わせは、ほっとひと息つきたくなるおいしさ。お茶を用意して、茶屋気分に浸るのも楽しそうですね。
安倍川餅の雰囲気をさらに増したいときは、砂糖を上にかけるのがおすすめ。ちょっと贅沢に楽しみたい気分なら、きな粉とこしあんの2種類を作ってみてはいかがでしょう。安倍川餅を作って、ゆっくりおやつの時間をご堪能ください。