納豆マニア直伝!究極の納豆ごはんを作る7つのポイント

2万食以上の納豆ごはんを食べたマニアが、究極の納豆ごはんの作り方を伝授!

大人から子どもまで広く愛されている納豆。その王道の食べ方である納豆ごはん、もっとおいしくしてみませんか?

「使う容器は何がベスト?納豆はどのように&どれくらい混ぜたら良いの?」など、知っておきたいポイントを、納豆探求家として活躍する、おぺこさんに教えてもらいました。

「2万食以上の納豆ごはんを食べて編み出した、究極の食べ方を紹介します。容器、納豆を混ぜる回数や混ぜ方、温度、ちょい足しアイデアなど盛りだくさん!

理想的な納豆ごはんの仕上がりイメージは、富士山です。富士山の白い部分が納豆で、青い部分がごはん。しっかりと粘り気のある納豆は、ごはんにかけても崩れにくいんです。

富士山のような納豆ごはんが完成したときは、美しさのあまりしばらく眺めたくなります。まぁ、早く食べたい欲が勝っちゃうんですけどね(笑)」

今回基準にしたのは、入手しやすい「おかめ納豆 極小粒ミニ3」

「極小粒の大豆で、ごはんと一緒に食べやすい『おかめ納豆』(タカノフーズ)。何回食べても飽きない、万人受けする納豆です。しっかりと粘るのに臭いは控えめ。タレとからしのバランスも良いんですよ。

『おかめ納豆』以外では、『金のつぶ』シリーズ(ミツカン)、特に『たまご醤油たれ』もおすすめ。

卵黄入りでとろりとしていて、ちょっぴり甘めのタレが特徴。納豆と合わせるとふわっとろりの仕上がりになります。卵かけ納豆ごはんを手軽に楽しめるのが嬉しいんですよね」

【ポイント1】納豆は発泡スチロールトレーの中で混ぜるべし

「納豆は、基本的に発泡スチロールトレーの中で混ぜましょう。洗い物を減らせるし、食べたいときにすぐ食べられるのが嬉しいポイント。

実はトレーの底に凹凸があるのは、発酵の段階で酸素を容器の底にまで行きわたらせ、納豆をよりおいしくするためなんです。

また、混ぜたときにしっかり糸が引くように考えられた構造でもあるので、むしろ使わないほうがもったいない!ただ混ぜる際は、底がやぶれないように注意しましょう」

【ポイント2】タレを入れる前に130回、入れたあとに70回混ぜるべし

「しっかりと混ぜることで、旨味成分がどんどん生まれる納豆。試行錯誤を重ねた結果、混ぜるのは200回がマスト!これくらい混ぜると、しっかりと粘りが出てくるんです」

「また、タレを入れてから混ぜると粘りが弱まってしまうので、タレを入れる前に130回、タレを入れてから70回混ぜるのがおすすめ。

製造メーカーによって多少前後はしますが、『おかめ納豆』では200回混ぜを推奨します」

【ポイント3】大きく手早く混ぜ、たまに上に伸ばすべし

「円を描くように、できるだけ大きく手早く混ぜましょう。また20~30回に1回、底から納豆をすくって上に2~3回大きく伸ばすことも重要!そうすることで納豆が空気をたっぷり取り込み、濃密でもったりした粘りが生まれるんです。

『おかめ納豆』は強く元気な糸が特徴なので、よーく伸びる粘りをよーく見て楽しんで!」

【ポイント4】口の広い茶碗を使うべし

「茶碗は、できれば口の広いものを使ってください。納豆ごはんを盛りつけたときの見た目の美しさ、食べやすさ、そしてお行儀は悪いけれどかきこみやすさも(笑)。

納豆ごはん専用の器や箸もいろいろ売られていますが、自分が使い慣れているもので十分です。私はそのときの気分で、茶碗を使い分けて楽しんでいます。同じ納豆ごはんでも、茶碗が変われば味も雰囲気も変わるんですよ」

【ポイント5】ごはんの粗熱を取っている間に、納豆を混ぜるべし

「まず温かいごはんを茶碗にこんもりと盛り、粗熱を取っている間に、冷蔵庫から出した納豆を混ぜましょう。そうすることで、納豆を混ぜ終えたタイミングで、ごはんが納豆に適した温度(45~50度)になるんです!

ナットウキナーゼという酵素は熱に弱く、70度以上で死滅してしまいます。炊きたてのご飯は80度近くあるので、少し置いてからのほうが納豆の良いところを取り入れられるんです」

【ポイント6】タバスコや酢をちょい足しすべし

「タバスコを数滴足すだけで、パンチある納豆ごはんに!粘りにタバスコが絡みつき、飲み込むときまで続く辛さがクセになります。辛いだけでなく、納豆のおいしさを引き立ててくれるんですよ。

酢は納豆の臭いと粘りを抑え、ふわとろ感をアップさせてくれるので、納豆が苦手な人でも食べやすくなります。とろろのようにスルッと食べられる上にさっぱりとしており、食欲がないときにもおすすめです」

【ポイント7】トッピングで無限の可能性を楽しむべし

「トッピングは、納豆ごはんの可能性を無限に広げてくれます。定番のトッピングは、魚介や魚卵。たくあんや福神漬けなどの漬物類も、ほどよい塩気とポリポリとした食感が納豆によく合います(塩分があるのでタレは半量に)。

また、天かす(特にイカ天入り)や『ベビースターラーメン』(おやつカンパニー)などのサクサク系もおすすめ。これらと納豆を一緒に食べると食感が豊かになり、納豆の粘りも強調されるんです」

少しのこだわりで、納豆ごはんをもっとおいしく!