「まるでホリデーキャンプ」元英代表が“優しすぎる”マンU指揮官を痛烈批判!後任候補には「コンテがぴったり」
元イングランド代表MFジェイミー・レドナップが、低迷するマンチェスター・ユナイテッドに独自の見解を示している。英衛星放送『Sky Sports』が10月27日付けで伝えた。
ユナイテッドはクリスチアーノ・ロナウドを筆頭に、ラファエル・ヴァランヌ、ジェイドン・サンチョを獲得と、大型補強を敢行したが、結果には結びつかず。24日には宿敵リバプールに0-5と歴史的惨敗を喫するなど、リーグ戦の直近4試合で、わずか勝点1の上積みに留まっている。
【動画】オールド・トラフォードは悪夢の劇場に…マンUの歴史的惨敗を振り返る
現役時代はリバプールでキャプテンも務めたレドナップは、チーム構造の欠陥を指摘し、大一番で明らかとなった古巣との決定的な差を訴えている。
「今のユナイテッドを組織として見たとき、リバプール戦の敗北には全く驚かなかった。スコアはさすがに予想できなかったが、リバプールの勝利以外は考えていなかったよ。両者を見比べると、一方は組織化されたよく働く機械のようなチームで、もう一方は質の高い選手や個人で構成されているが、構造や組織を持っておらず、お互いのためにプレーしているようには感じられない」
オレ・グンナー・スールシャール監督の解任論が熱を帯びるなか、48歳のレジェンドの考えも同様のようだ。
「オレにもっと時間を与えようという話があるのは知っているが、全てが崩壊しているのを見て、『シーズン終了まで時間を与えよう』と言えるのだろうか。私は監督にとって物事が上手くいっていないロッカールームを見たことがあるが、今のユナイテッドはそのような状態だと思う。あのときのドレッシングルームは、ちょっとしたホリデーキャンプのような感じだ。オレが選手に何をすべきか指示しているとは思えない」
さらには、スールシャールに対し、戦術以前に監督としての“甘さ”を指摘している。
「リバプールの選手は、相手を追いかけて、追いかけて、追いかけて…と何でもやっている。これは戦術とは関係なく、監督が選手に(守備に)戻らなければチームから外されるような恐怖心を持ってプレーさせていることに関係している。ユナイテッドの選手はそんなプレーをしていない。リバプールの選手たちは、良い意味でユルゲン・クロップを恐れていて、走ったり、追いかけたりしなければ、外されてしまうことを知っているのだ。オレの下では、選手たちは怖さを感じていない」
ノルウェー人指揮官が解任された際の後任には、昨シーズンまでインテルで指揮を執ったアントニオ・コンテが理想的なオプションだと語っている。
「彼らのうちの1人か2人は、背中を蹴ってもらう必要があるからね。アントニオ・コンテがぴったりだと思うよ。彼は時に選手たちを動揺させ、気を抜くことができないようにするだろう。オレにそんな性格があるとは思えない」
ユナイテッドは、30日にプレミアリーグ第10節でトッテナムと対戦。レドナップも「勝ったとしても、長期的にはクラブに変化が必要だと思う」と話したように、勝利が全ての問題を解決するわけではないが、まずはリーグ戦5試合ぶりの勝点3を手にし、最低限の落ち着きと自信を取り戻したいところだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
ユナイテッドはクリスチアーノ・ロナウドを筆頭に、ラファエル・ヴァランヌ、ジェイドン・サンチョを獲得と、大型補強を敢行したが、結果には結びつかず。24日には宿敵リバプールに0-5と歴史的惨敗を喫するなど、リーグ戦の直近4試合で、わずか勝点1の上積みに留まっている。
現役時代はリバプールでキャプテンも務めたレドナップは、チーム構造の欠陥を指摘し、大一番で明らかとなった古巣との決定的な差を訴えている。
「今のユナイテッドを組織として見たとき、リバプール戦の敗北には全く驚かなかった。スコアはさすがに予想できなかったが、リバプールの勝利以外は考えていなかったよ。両者を見比べると、一方は組織化されたよく働く機械のようなチームで、もう一方は質の高い選手や個人で構成されているが、構造や組織を持っておらず、お互いのためにプレーしているようには感じられない」
オレ・グンナー・スールシャール監督の解任論が熱を帯びるなか、48歳のレジェンドの考えも同様のようだ。
「オレにもっと時間を与えようという話があるのは知っているが、全てが崩壊しているのを見て、『シーズン終了まで時間を与えよう』と言えるのだろうか。私は監督にとって物事が上手くいっていないロッカールームを見たことがあるが、今のユナイテッドはそのような状態だと思う。あのときのドレッシングルームは、ちょっとしたホリデーキャンプのような感じだ。オレが選手に何をすべきか指示しているとは思えない」
さらには、スールシャールに対し、戦術以前に監督としての“甘さ”を指摘している。
「リバプールの選手は、相手を追いかけて、追いかけて、追いかけて…と何でもやっている。これは戦術とは関係なく、監督が選手に(守備に)戻らなければチームから外されるような恐怖心を持ってプレーさせていることに関係している。ユナイテッドの選手はそんなプレーをしていない。リバプールの選手たちは、良い意味でユルゲン・クロップを恐れていて、走ったり、追いかけたりしなければ、外されてしまうことを知っているのだ。オレの下では、選手たちは怖さを感じていない」
ノルウェー人指揮官が解任された際の後任には、昨シーズンまでインテルで指揮を執ったアントニオ・コンテが理想的なオプションだと語っている。
「彼らのうちの1人か2人は、背中を蹴ってもらう必要があるからね。アントニオ・コンテがぴったりだと思うよ。彼は時に選手たちを動揺させ、気を抜くことができないようにするだろう。オレにそんな性格があるとは思えない」
ユナイテッドは、30日にプレミアリーグ第10節でトッテナムと対戦。レドナップも「勝ったとしても、長期的にはクラブに変化が必要だと思う」と話したように、勝利が全ての問題を解決するわけではないが、まずはリーグ戦5試合ぶりの勝点3を手にし、最低限の落ち着きと自信を取り戻したいところだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部