Apple

アップルは28日、iPhone/iPad/Macの仕事効率化アプリケーション「iWork」の最新版を配信開始しました。Pages、Numbers、Keynotesがそれぞれバージョン11.2となっています。

また一部の機能はiOS 15、iPadOS 15およびmacOS Montereyに更新した環境でのみ使用が可能となっています。

iWorks最新版は特にiPhoneやiPadでも使いやすいモバイル用途のほか、リモートワークの効率化を意識した大幅アップデートとなっています。

まずプレゼンアプリKeynoteについては、直接スライド上に話者の動画を入れられるように。画面切り替えなしにPinPをスライドをまたがって表示できるようになり、さらにエフェクトもかけられます。またiCloudまたはBoxで一緒に仕事をしている参加者も追加でき、リモコンを共有することも可能となりました。

次にスプレッドシートのNumbersでは、要約がいっそう便利に。ピボットテーブル(1箇所に集めた大量のデータを様々な視点で集計・分析する機能)が実装され、データを分かりやすく可視化できます。このピボット機能はMacのみならず、iPadおよびiPhoneでもフル機能が使えます。

また複数の変数を視覚的に一度に比較できるレーダーチャート作成ツールも実装。オーバーラップさせることで類似点や重複点、差異が一目瞭然となります。

最後に書類作成のPagesは、iPhoneから使いたいユーザーが急増している人気のアプリです。

これまでiPhoneの画面ではズームインしなくては見えにくかったところが、「スクリーンビュー」によりテキストやイメージなどの要素が画面内に収まるように最適化されて読んだり編集しやすくなりました。もちろんオフにもでき、オリジナルのデータを確認できます。

以下、各アプリのアップデート内容です(iOS/iPadOS版)。

Keynote

ライブビデオで、iPhoneまたはiPadのカメラを使用して(ウインドウまたはフルスクリーンで)直接スライド上に自分を映すと、プレゼンテーションがより魅力的になります。

複数発表者スライドショーでは、参加者が交代で自分のデバイスから共有プレゼンテーションを制御できます。

新しいスライドショーコントロールが追加され、プレゼンテーション中にスライドナビゲータ、キーボードショートカット、ライブ・ビデオ・ソース、または複数発表者コントロールに簡単にアクセスできるようになりました。

レーダーグラフは、複数の変数を視覚的に一度に比較して、データの類似点と相違点を簡単に示すことができます。

テキストやイメージなどの項目をiPhoneのApp間でドラッグ&ドロップしてコピーできます。*

参加者が共有プレゼンテーションにほかの参加者を追加できるため、柔軟に共同制作を行うことができます。

選択したテキストを瞬時に最大11言語に翻訳することができ、1回のタップで翻訳をプレゼンテーションに追加できます。**

オーディオグラフを使用すると、ピッチを変えてオーディオトーンを再生することでさまざまな値が示されるため、目の不自由な方でもグラフにアクセスできます。**

* iOS 15が必要です。

** iOS 15またはiPadOS 15が必要です。

Numbers

ピボットテーブルを使用して、強力かつ柔軟な方法でデータを表示したり、分析したりできます。

数回タップするだけで美しいフォーマットのピボットテーブルを作成できます。

素早くデータを集計したり、グループ化したり、並べ替えたりして、パターンやトレンドを発見できます。

素早くデータの合計、平均、件数を表示でき、パーセントや累計値を表示するオプションもあります。

ピボットグラフを追加して、さまざまな方法でデータを表示できます。

ピボットテーブルが含まれるExcelスプレッドシートの読み込みや書き出しができます。

レーダーグラフは、複数の変数を視覚的に一度に比較して、データの類似点と相違点を簡単に示すことができます。

クイックフィルタのデザインが新しくなり、特定の値に一致する行の表示/非表示を切り替えやすくなりました。

新しいフィルタオプションが追加され、データ内の重複エントリーや一意値を見つけることができるようになりました。

テキストやイメージなどの項目をiPhoneのApp間でドラッグ&ドロップしてコピーできます。*

参加者が共有スプレッドシートにほかの参加者を追加できるため、柔軟に共同制作を行うことができます。

選択したテキストを瞬時に最大11言語に翻訳することができ、1回のタップで翻訳をスプレッドシートに追加できます。**

オーディオグラフを使用すると、ピッチを変えてオーディオトーンを再生することでさまざまな値が示されるため、目の不自由な方でもグラフにアクセスできます。**

* iOS 15が必要です。

** iOS 15またはiPadOS 15が必要です。

Pages

 iPhoneのスクリーンビューでは、テキストやイメージなどの要素が画面内に収まるように最適化された連続フローで自動的に表示されるため、今まで以上に書類を読んだり、編集したりしやすくなりました。

見開き2ページ、最適化されたイメージ、より柔軟なバージョン管理を使用してブックを公開できるようになりました。

iPhoneのクイック・フォーマット・バーを使用して、段落スタイル、テキストフォーマット、配置、リストスタイルなどを素早く変更できます。

テキストやイメージなどの項目をiPhoneのApp間でドラッグ&ドロップしてコピーできます。*

選択したテキストを瞬時に最大11言語に翻訳することができ、1回のタップで翻訳を書類に追加できます。**

参加者が共有書類にほかの参加者を追加できるため、柔軟に共同制作を行うことができます。

レーダーグラフは、複数の変数を視覚的に一度に比較して、データの類似点と相違点を簡単に示すことができます。

オーディオグラフを使用すると、ピッチを変えてオーディオトーンを再生することでさまざまな値が示されるため、目の不自由な方でもグラフにアクセスできます。**

* iOS 15が必要です。

** iOS 15またはiPadOS 15が必要です。

Source:Keynote,Numbers ,Pages