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大阪府は、大阪を舞台とした空飛ぶクルマの社会実装に向けた動きを加速させるべく、具体的かつ実践的な協議・活動の核となる「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」を2020年11月に設立している。

空飛ぶクルマ「電動垂直離着陸型無操縦者航空機(eVTOL)」の機体メーカーとして、2025年の万博開催時に大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現を目指している株式会社SkyDriveは、同サービス実現のため、運航事業者やポート事業者が早期に具体的な事業検討できる素地を作り、また地域住民の理解を促進し社会受容性を高める必要があると考え、同ラウンドテーブルの構成員として様々なステークホルダーと連携。

「空飛ぶクルマ」の社会実装に向けてさらに一歩踏み込んだ取り組みとして、株式会社大林組、関西電力株式会社、近鉄グループホールディングス株式会社(近鉄GHD)、東京海上日動火災保険株式会社と共同で、「空飛ぶクルマによるエアタクシー事業性調査」を実施することを2021年8月28日に発表した。なお、同事業は大阪府の『令和3年度 新エネルギー産業 電池関連 創出事業補助金「空飛ぶクルマの実現に向けた実証実験」編』に採択されている。


「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」設立式の様子 パネルを持つ一番右:SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩

●実証実験事業概要

同事業では、生活者モニターを対象にドローンによる海上飛行実演を行うとともに、空飛ぶクルマのフルスケール展示機や周辺技術・サービスの展示、説明を行い、アンケート調査を実施。空飛ぶクルマの認知度ならびに社会受容度を確認し、将来的な事業の可能性を検証していく。

・事業名称

空飛ぶクルマによるエアタクシー事業性調査

・実証場所

大阪ベイエリア

・実証実験実施時期

令和3年秋に実施予定

・調査概要

・大阪ベイエリアでのエアタクシー事業創出に向けて、マーケティング調査を行う。

・ポート候補地に地域住民を招待し、アンケート及びインタビュー調査を実施する。

・【ドローンによる海上飛行実証】【空飛ぶクルマのコンセプト機体の展示】【空飛ぶクルマ周辺技術(ポート建設、充電・エネルギー関連等)の展示及び検証】の3つを実施し、空飛ぶクルマの社会受容状況を確認し、将来的な事業の可能性を検証する。

●共同実施体制(各社の役割分担)

・SkyDrive

・ドローン手配及び海上飛行のオペレーション

・空飛ぶクルマ展示機体の手配・関連する調査内容作成

・大林組

・空飛ぶクルマポートのイメージ展示及び調査内容作成

・物流ドローンによる建設物流実証紹介

・関西電力

・ドローン海上飛行を通じてのバッテリー消費量の分析

・最適な充電方法の検討と、関連する調査内容作成

・近鉄GHD

・大阪ベイエリアにおける空飛ぶクルマのサービスモデル検討

・周辺施設(海遊館)との連携に関する検討

・東京海上日動

・大阪エリアにおける社会受容性調査の全体設計・取り纏め

・空飛ぶクルマの保険の設計及び開発に向けた検討

(ロボスタ編集部)