「メキシコの選手が慰めるほど」 久保建英、失意の号泣姿に韓国メディアも反応
3位決定戦でメキシコに1-3で敗れ、53年ぶりのメダル獲得ならずピッチ上で号泣
U-24日本代表は6日、東京五輪サッカー男子の3位決定戦でメキシコに1-3で敗れ、1968年大会以来の銅メダル獲得はならなかった。
日本の攻撃を牽引したMF久保建英は試合直後、ピッチにうずくまり、人目をはばからずに涙したが、韓国メディアも号泣した様子を伝えている。
53年ぶりの銅メダルを目指した日本だったが、序盤から苦しい展開となる。前半11分、MF遠藤航が自陣ペナルティーエリア内で相手を倒してPKの判定。これをMFセバスティアン・コルドバに決められると、同22分にはFKからDFホアン・バスケスにヘディングシュートを叩き込まれて前半を0-2で折り返した。
反撃に出たい後半だったが、同13分にまたもセットプレーからFWアレクシス・ベガにヘディングシュートを叩き込まれ、痛恨の3失点目。その後、同33分に途中出場のMF三笘薫がシュートフェイントから鮮やかな突破を見せ、左足で決めて1点を返したが、そのまま1-3で終了した。
試合終了を告げるホイッスルが鳴り響くと、すべてを出しきった日本の選手は次々とピッチに倒れた。久保もその場にうずくまると、メキシコの選手やMF相馬勇紀、GK大迫敬介らチームメートが健闘を称えにくるなかで、人目をはばからずに号泣。グループリーグでは3試合連続ゴールを決めて日本を1位通過に導いた一方、決勝トーナメントでは無得点に終わり、その悔しさが表れたようなシーンとなった。
韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は「クボ号泣…日本、メキシコに1-3で敗れ、ロンドンに続いてメダルならず」と見出しを打ち、このシーンを描写している。
「試合終了後、タケフサ・クボ、マヤ・ヨシダなど、日本の主力たちはしばらくグラウンドに座り込んで立ち上がれなかった。特にクボは、涙を流して嗚咽した。メキシコの選手が慰めるほどだった」
普段はピッチ上でも淡々とプレーする久保だけに、韓国メディアにも涙する姿はインパクトがあったようだ。(Football ZONE web編集部)