キッチンでもキャンプでも! 直火OKの「マッコリカップ」が可愛くて万能過ぎる
食楽web
キャンプなどアウトドアに便利なハンドル付きの金属カップ、シェラカップ。筆者も所有していますが、アウトドアメーカーのシェラカップと同じように使えるのに価格はその約半分。レトロな見た目も愛らしいアルマイト加工の「マッコリカップ」が最近お気に入りです。
本来は、韓国の居酒屋や屋台でマッコリを飲むときに使われるカップですが、持ち手が付いて軽くスタッキングも可能。いろいろな用途に使えるので、某有名料理研究家にも愛用されています。カラーは金と銀があり、サイズはメーカーにより若干の違いはありますが、直径12cm前後が一般的。
ちなみにハンドルがやや上向きに付いているため、スタッキングはシェラカップのようにぴっちりとはいきませんが許容範囲です。こちらでは、筆者が実際に試した多彩な活用法をご紹介しましょう。
何通りもの使い方がある! まずはおつまみなどの小皿に
筆者のマッコリカップとの出合いは、トレーラーハウス宿泊で訪れたキャンプ場の売店でした。受付時にたまたまマッコリカップが目に入り、シェラカップの代わりに絶対使えると即購入。
トレーラーハウスに到着すると、とりあえずビール! つまみの乾き物を袋のまま食べるのは味気ないので、早速マッコリカップを使ってみました。数種類を一緒に盛れるサイズ感がちょうどよかったです。
いろいろな飲み物カップに
お次はハイボールでも飲もうかとグラスを探したのですが、お皿はあるのになぜかグラスがありません。どうしよう……。
そこで再びマッコリカップの登場。ロックアイスを入れたカップにウイスキーと炭酸を注いでグビグビッ。いつもと違う雰囲気で、なんだか味わいも新鮮です。
シェラカップに比べて、ふちの折り返しに丸みがあるので口当たりが優しいのもいいですね。ソフトドリンクやスープなど、いろいろな飲み物に使えますが、熱いものを入れると持ち手が熱くなるので気をつけてください。
料理の取り分けに
キャンプやバーベキューでの取り皿としても重宝します。写真はアクアパッツァですが、煮込み料理や鍋料理など一人分を取り分けるのにちょうどいいですね。おうちキャンプや自宅での日常使いも十分ありです!
野菜の下ごしらえに
野菜の下ごしらえにもお役立ち。一般的なサイズのマッコリカップにグリーンピースが入ったさやを、直径10cmの一回り小さいカップに取り出した豆を入れるなど、サイズ違いで使い分けるのもあり。また、みじん切りなど刻んだ野菜を入れておけば、調理する際にお鍋やフライパンにサッと入れられるので手際がよくなりますよ。
合わせ調味料や手作りドレッシングに
ハンドル付きなので、合わせ調味料や手作りドレッシングをかき混ぜるときも便利です。マッコリカップを使うのが楽しい筆者、市販のドレッシングはめっきり使わなくなり、家族にも手作りは美味しいと好評。卵を割りほぐしたり、白身と黄身を分けるときにも使えますよ。
ざる麺のつけ汁入れに
これからの季節、ざるうどんやざるそば、ざるラーメンなど、冷たい麺のつけ汁を入れて使うのもあり。ハンドルがあるので持ちやすいです。タレで考えれば、すき焼きやしゃぶしゃぶのつけダレの器にもぴったり!
一人分のご飯も炊けます!
直火OKのマッコリカップは、半合分(90ml)の炊飯だってできちゃいます。ステンレスやチタン製が多いシェラカップでもできますが、熱伝導率が優れるアルマイト(アルミ)のマッコリカップの方が美味しく炊けるそう。
シェラカップ用の蓋を持っていた筆者、手持ちのマッコリカップに載せてみたらシンデレラフィット! ちなみに専用蓋がなくても大丈夫、アルミ箔をかぶせることで代用できます。
半合分のお米を研いで(無洗米ならもっと楽)、水はお米に対して1.2倍の110ml注ぎ、約40分吸水させたらふたを載せ、キッチンで一番小さい口径のガスコンロで炊飯開始。
初めは火力強め、数分で沸騰するので弱火にして、チリチリと小さな音がしてきたら火から下ろす合図。筆者の場合、火を付けて止めるまで5~6分とあっという間でした。お次はタオルでカップを包んで10~15分ほど蒸らします。こうすると余熱でお米の芯までふっくら仕上げることができます。
ドキドキしながらふたを取ると、ふっくらもっちり、お米の粒がしっかり立った美味しいご飯が炊けました。水は気持ち多めがおすすめですね。
汁物やおかずもすべてマッコリカップを使って、「マッコリカップ御膳」というのも楽しいかも!? 一人分の汁物を直火でササッと作ることもできますよ。
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アイデア次第で無限の使い途が見つかるマッコリカップ、いかがでしたでしょうか?ネット通販ならいろいろな商品の取り扱いがあるのでぜひチェックして、アウトドアや生活の中に取り入れてみてください。
(撮影・文◎池田実香)