10人のリーズが劇的勝利! スタメン7枚変更の首位マンCはリーグ4戦ぶり黒星

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 プレミアリーグ第31節が10日に行われ、首位マンチェスター・Cと11位リーズが対戦した。

 6日のチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグでドルトムントを2−1で下したマンチェスター・Cは、同試合からスターティングメンバーを7枚変更。ケヴィン・デ・ブライネやルベン・ディアスがベンチスタートとなった。一方、ハムストリングの負傷で欠場が続いていたネイサン・アケが昨年12月26日以来となるメンバー復帰を果たし、オレクサンドル・ジンチェンコは本職の中盤で起用されることになった。

 マンチェスター・Cは21分、左のコーナーキックからチャンス到来。ゴール前で右足を振り抜いたフェラン・トーレスのシュートが相手にブロックされると、こぼれ玉をガブリエル・ジェズスが押し込もうとしたが、これも相手DFに阻まれた。38分にはドリブルでゴール前まで運んだフェルナンジーニョが折り返し、ラヒーム・スターリングが右足ダイレクトで流し込もうとしたが、シュートは枠を捉えられない。

 すると42分、リーズが先制する、後方からのロングフィードをエウデル・コスタが回収してつなぐと、パトリック・バンフォードを経由して受けたスチュアート・ダラスは右足一閃。鋭いシュートは左のポストにも当たってゴールに吸い込まれた。

 しかし、前半アディショナルタイム1分、リーズはリアム・クーパーが1発レッドで退場してしまう。G・ジェズスへの激しいタックルには当初イエローカードが提示されていたが、オンフィールドレビューで映像を確認したアンドレ・マリナー主審は、カードの色を黄から赤に変えた。

 ビハインドで折り返したマンチェスター・Cは53分、ジンチェンコがペナルティエリアの手前から左足を振り抜くが、これは相手GKイラン・メリエに防がれる。60分にはゴール前のこぼれ球に反応したベルナルド・シウヴァが左足でゴール右隅を狙ったものの、枠を捉えられない。

 76分、マンチェスター・Cが待望の先制点を獲得する。フェルナンジーニョが縦パスを通し、B・シウヴァは相手DFの間に上手くポジションを取ってボールを受ける。B・シウヴァが2タッチ目で中央に落とすと、F・トーレスは右足で合わせてゴール左下に流し込んだ。

 88分、右からカットインしたB・シウヴァのシュートは惜しくも枠を外れる。すると後半アディショナルタイム1分、リーズが一瞬の隙を突いて勝ち越しの1点を獲得する。エズジャン・アリオスキが相手DFの間に上手くスルーパスを通すと、抜け出したのはダラス。そのままゴール前まで運ぶと、最後は相手GKエデルソンの股を抜いてネットを揺らした。

 試合はこのまま終了。シュート2本で2ゴールを奪い、29本の被シュートを耐え抜いたリーズは、リーグ戦3連勝で暫定9位に浮上した。一方、マンチェスター・Cはリーグ戦4試合ぶりの黒星となった。マンチェスター・Cの次戦は14日に行われ、CL準々決勝セカンドレグでドルトムントと対戦する。リーズは19日にリヴァプールと対戦する。

【スコア】
マンチェスター・C 1−2 リーズ

【得点者】
0−1 41分 スチュアート・ダラス(リーズ)
1−1 76分 フェラン・トーレス(マンチェスター・C)
1−2 90+1分 スチュアート・ダラス(リーズ)