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 あらゆる生活用品を格安で取り扱うニトリの電化製品のうち、1017円(税込)というコストパフォーマンスから、ネット上でも様々な意見が飛び交う電気たこ焼き器があります。

「アミーWL-G102」というものですが、今回はこれを使い実際にたこ焼きを焼いてみて、その真価のほどを探ってみることにしました。

低価格に加えてコンパクト。正直頼りなくも感じる電気たこ焼き器だが…

電気たこ焼き器「アミーWL-G102」のパッケージ

 総重量760g、幅27.5×奥行き22.5×高さ8cmというコンパクトな電気たこ焼き器ですが、パッケージには美味しそうなたこ焼きの写真が写っています。

開封すると、たこ焼き器本体と、保証書付きの取り扱い説明書が入っている

 一度に焼けるたこ焼きの数は18個(18穴)で、消費電力は650W。家庭でたこ焼きを楽しむ上では十分な仕様ではありますが、しつこいようですが1017円という低価格。その安さから、逆に「ちゃんと焼けるのだろうか」と不安になるのも正直なところです。

電気たこ焼き器で焼く「たこ焼き」レシピ

材料(2~3人分)

<生地>
・薄力粉……150g
・水……500ml
・卵……2個
・白だし(10倍濃縮タイプ)……大さじ3
・醤油……小さじ1

<具>
・たこ(ボイル)……200g
・天かす……50g
・紅生姜……適量

<ソース/トッピング>
・中濃ソース……適量
・マヨネーズ……適量
・青のり……適量
・かつお節……適量
・わけぎ(ネギなど)……適量

作り方

1.分量通りの薄力粉を用意する

2.ボウルに卵、水、白だし、醤油をムラが出ないようよく混ぜる

3.1と 2をホイッパーなどでダマが出ないようによく混ぜる

分量をきっちり計った後、ダマが出ないように混ぜることも大切

4.たこ(ボイル)を食べやすい大きさに切る。紅生姜をみじん切りにする。わけぎを薄い輪切りにする

5.電気たこ焼き器のスイッチを入れ、5分ほど加熱したところで、3の生地を各穴に流し入れ 4の具を入れる

6.ある程度生地が固まったところでひっくり返す

7.6の作業を繰り返し行い、たこ焼きの外側が固まったところで取り出し、中濃ソース、マヨネース、青のり、かつお節をかけて完成

さっそくたこ焼きを焼いてみた!

 前項のレシピ通り準備した生地を使い、さっそく電気たこ焼き器で焼いていきます。電気たこ焼き器にスイッチを入れ5分ほどすると、鉄板から熱した煙がうっすら出てくるのですが、ここで各穴に油を敷き、生地を流し込んでいきます。

 ……が、しかし! ここで慌ててしまった筆者は、18個ある穴一つずつから生地を溢れさせてしまいました。

見た目よりも穴が浅く、うかつに流し込むと生地が溢れてしまう

 18個の穴は見た目よりも浅かったです。後にわかったことですが、これも焼きながら、生地を回転しやすくするためだと思います。もったいないので、このままなんとか改善できないかと続けてみました。

生地が溢れてしまい合体してしまい、お好み焼きなんだかたこ焼きなんだかよくわからないものになってしまいました

 お好み焼きとたこ焼きの中間のようなグチャグチャな食べ物になってしまいました。もちろん、生地や具は美味しいですし、たこ焼き器の火加減も絶妙なので食べられなくはないですが、見た目がどうも……。

 ここでは「生地を流し込む際は、少しずつ丁寧にやるべき」というごく当たり前のことを実感した次第でした。

改めて焼いた結果、本格的で絶品のたこ焼きが完成!

溢れないように少しずつ生地を流し込み、回転させながら注ぎ足してくと、次第に丸いたこ焼きが!

 前項での失敗を教訓に、今一度焼いてみました。今度は18個ある穴一つずつに丁寧に生地を流し入れ、生地を回転させる際にも少しずつ注ぎ足していくようにしました。すると、どうでしょう。繰り返し回転させることで、丸いたこ焼きが仕上がっていきます。

 ある程度、外側の生地が固まったところで、取り出しお皿に並べ、その上にソースやトッピングの、中濃ソース、マヨネーズ、青のり、かつお節をかけて完成。熱で踊るかつお節と、青のりの香ばしさが鼻をつき食欲をそそります。

きちんと焼き終えたところで、お皿に盛り、ソース、トッピングを加えて完成

 口にしてみると、これがもううまい! 専門店や屋台などで売られているたこ焼きに比べれば、加熱度が弱くどうしても生地が柔らかく仕上がってしまう点はご愛嬌ですが、それを除けば、かなり完璧なたこ焼きに仕上がりました。

 確かに、生地作りや仕込みはそれなりの手間がかかります。しかし、たった1,017円の電気たこ焼き器で、ここまで完成度の高いたこ焼きを作ることができるのは驚きでした。

お掃除も簡単の電気たこ焼き器は、ニトリ屈指のコスパ最強アイテムだった!

焼き終えたたこ焼き器

 あまりのクオリティの高さに興奮し、たこ焼きをバクバク食べてしまった筆者ですが、ふと横を見ると、たこ焼きに描かれたたこが汚れた顔でこちらをじっと見ています。

 この汚れを見て正直「掃除が面倒臭さそうだな」と思う筆者でしたが、やってみると実に簡単。加熱装置と一体型の鉄板なので、水洗いはしなくて良く、洗剤も使わないままキッチンペーパーなどで細部の油やカスを丁寧に拭いていくだけで良いです。

水洗い、洗剤洗い不要。油やカスを拭き取るだけでOK

 手入れのしやすさも電気たこ焼き器の魅力だったわけですが、ここまでをまとめると、まさに買いの一品です。

 一度に焼けるたこ焼きは18個ですが、100回繰り返せば1800個作れる計算です。たこ焼き器自体の構造も極めてシンプルですし、さらには1年間の保証もついての1017円。コストパフォーマンスに優れた商品を多く取り扱うニトリの中でも、筆頭の優れモノではないかと思いました。

 角穴の浅さに対し、相応の注意をはらって焼けば、例えばお酒を飲みながら、家族や友達、カップルと会話をしながら焼くこともできる画期的なお家パーティのお供だと思いました。

(撮影・文◎松田義人)

●DATA

ニトリ「電気たこ焼き器(アミーWL-G102)」

価格:1017円(税込)
https://www.nitori-net.jp/ec/product/8971604s/