首位発進の高橋彩華【写真:Getty Images】

写真拡大

黄金世代・高橋彩華が初Vへ好発進「早く自分もという気持ち」

 女子ゴルフの国内ツアー・Tポイント×ENEOSが19日、鹿児島・高牧CC(6424ヤード、パー72)で開幕した。ツアー未勝利の高橋彩華(東芝)が1イーグル、7バーディー、1ボギーの64で回り、8アンダーで2位に2打差の単独首位。初優勝の期待がかかる1998年度生まれの黄金世代の一人が好発進した。

 高橋は初日から爆発した。16番パー5。残り100ヤードの第3打はピン奥へと着弾した。ここからバックスピンでカップイン。会心のイーグルに思わず満面の笑みを咲かせた。「打った感触は凄く良くて『これはついたわ』と思って見ていたら入っていましたね。今日はミドルパットが良く入ってくれたおかげで8アンダーで上がれたと思います」と振り返った。

 今年は初戦から40位、47位。ティーショットが乱れていた。コーチ、トレーナーとともに修正。「次のショットを打てるところにさえいけば、バーディーチャンスをつくれる。もうちょっと安定させたい」とショット、パットに自信を見せた。

 渋野日向子、畑岡奈紗、勝みなみらと同じ1998年度生まれの黄金世代。アマチュア時代は2016年の日本女子アマを制した実力者だ。プロテストは2度目の挑戦となった18年合格だが、19年は賞金ランク19位で初めてシード権を獲得。前週は仲のいい1学年下の稲見萌寧(都築電気)が3勝目を挙げ「早く自分も、という気持ちになりました」と飢えている。

 それでも、まだ初日が終わったばかり。「優勝はあまり意識していないです。最終日のハーフでいいところにいたら考えるかな」と冷静に語り「今日は凄く出来過ぎていて、明日からどうなるんだろうって。逆に楽しみですね」と笑顔を見せた。(THE ANSWER編集部)