身体を張ったアクションに自信を見せた坂口健太郎

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 坂口健太郎が2日、東京・江東区の湾岸スタジオで行われた映画『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』の完成報告会に出席し、本格的なアクションシーンに自信を見せた。この日は共演者の北村一輝、吉瀬美智子、木村祐一、池田鉄洋も姿を見せた。

 本作は、韓国の同名人気ドラマを日本でリメイクした、2018年放送の連続ドラマの劇場版。謎の無線機でつながった現在と過去の二人の刑事が、ともに未解決事件を解決していく姿が描かれる。この日はドラマ版から引き続いて出演する面々が作品の完成報告を行った。

 主演を担う坂口は、映画化の企画を聞いたときを振り返って「連続ドラマはしっかりと終わりを迎えていたのですが、映画版で新しくオリジナルストーリーを作るということで、クオリティーの高さをどこまで持っていけるのか。それと、ただの刑事物ではなくて過去と現在が交錯する話なので、内容について深めないといけないなというのが率直な感想でした」と語る。

 そのうえで完成した作品を観た坂口は「面白かった」と感じたという。「今回はアクションがキーワード」と語る通り、激しい格闘シーンに取り組んだり、ハーネスをつけて飛び降りたりと、身体を張ったアクションが目白押しだという。「アクション監督がダンスのようなアクションではなく、痛みが伝わるような激しいものを撮りたいとずっと言っていて、そこはこだわりました。手に汗を握るというか、本当に戦っているような、何度やられても立ち上がる(坂口ふんする主人公の)三枝に感情移入しました」と明かした。

 また、坂口とともに警視庁・長期未解決事件捜査班のメンバーを演じる吉瀬、木村、池田も再集結。「何一つ変わらない」と語る吉瀬は「みんなで一緒にいると(連ドラの時に)すんなり戻れました。今回は4人で動くことが多いので、ドラマ以上に一体感というものを見せられるかなと思います」とコメント。木村も「(坂口)健太郎くん以外はみんな子どもがいたりするので、撮影の合間はその話ばかりで、話題には事欠かなかったです。それを健太郎くんがにこやかに見てくれる。そんな撮影現場でした」と振り返った。(取材・文:壬生智裕)

映画『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』は4月2日より全国公開