65歳以上の高齢者を対象に4月から始まる予定の新型コロナワクチンの接種がスムーズに行えるように足利市で23日、実際の会場で演習が行われました。

ワクチン接種の演習は実際の会場となる足利市の東幸楽荘で行われ、市の職員や医師会のほか、実際に4月から接種の対象となる65歳以上の高齢者など合わせておよそ130人が参加しました。

演習では受付から接種までの導線や会場が密にならないかなど、接種の流れを確認していきました。

また、接種後のアレルギー反応に備えて、近くに車イスを配備し、救護室に移動させて診療するといったスタッフの連携も確認しました。

演習の結果、参加した高齢者54人全てが、受付してから接種するまでに60分かかり、市は目標として90分間で200人の接種を目指すということです。

足利市の65歳以上の高齢者はおよそ5万人で、今シーズンのインフルエンザワクチンの接種率は66%でした。

65歳以上対象の新型コロナワクチンの接種率向上を目指し、市はおよそ3カ月間で完了させる計画です。