医療従事者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの先行接種が19日、県内で初めて行われました。

先行接種はワクチン接種後の健康状態を記録することなどを目的に、全国の国立医療機関などで17日から行われています。

県内では19日初めて、宇都宮市下岡本町の国立病院機構宇都宮病院の院長ら6人が接種を受けました。

ワクチンは18日に届いたアメリカ・ファイザー製のもので、冷凍庫から取り出し専用のケースで接種する部屋に持ってきます。

接種は容器から6回分使用できる特殊な注射器を使って行われ、ワクチンを生理食塩水で薄めて肩に打っていきました。

接種後は様子を見るため、その場で15分間待機します。

この病院では万が一に備え、接種後の待機時間と合わせて1時間は病院内から出ないよう独自のルールを設けた上で、25日から希望した医師や職員など合わせて391人に接種を進めます。