18日未明にかけて県内各地で火事が相次ぎ、さくら市では文化財に指定されている住宅の門が焼け、1人の遺体が発見されました。

火事があったのは、さくら市葛城にある市指定の文化財、足利家旧長屋門で、江戸時代に建設された居住スペースのある木造平屋建ての門です。

さくら警察署によりますと、18日午前1時25分ごろ、長屋門から火が出ていると母屋に住む女性が消防に通報しました。

火はおよそ2時間後に消し止められましたが、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。

警察によりますと、長屋門で寝泊まりをしていた92歳の男性と連絡が取れていないということで、警察などで遺体の身元や火事の原因などを調べています。

また、18日午前4時半ごろ、足利市今福町でも住宅が全焼する火事があり、1人の遺体が見つかっています。

この家に住む85歳の男性と連絡が取れていないということです。

県内には今月16日から3日連続で乾燥注意報が出ていて、気象台などが火の取り扱いに注意を呼びかけています。