下野市では18日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種を想定した模擬訓練が行われ、市の職員や医療従事者が接種の手順を確認しました。

訓練は実際にワクチン接種の会場として使われる下野市保健福祉センターで行われ、市の職員や医療従事者などおよそ100人が参加しました。

下野市では接種の手順を入り口での消毒や受付、接種後の状態確認などを含めて9つの段階に分けていて、本番では30分間で30人への接種を予定しています。

これらの手順をスムーズに進めるため、会場には誘導係を配置し市民を案内します。

一方で他の自治体が行った訓練では、接種の前段階の健康状態を確認する予診に時間を取られてしまったという情報があったということで、下野市では予診票の確認を行う専門の看護師などを置いて本番に臨む予定です。

下野市には2月9日、国からワクチンを保管する専用の冷凍庫が到着しています。

ワクチンを2カ月に渡って保管できるもので、市では集団接種に加えて現在調整を進めている高齢者がかかりつけ医で接種を受けられる体制づくりにも活用したい考えです。