清宮幸太郎(写真は高校時代)

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 これまで日本ハム(2018-)でプレーし、昨季まで「230試合・.198・21本・73打点・126安打」といった数字を残している日本ハムのプロ4年目・21歳の清宮幸太郎。その清宮が今春キャンプで犯した失態が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。

 キャンプインとなったこの日、日本ハムの選手たちは黒の練習用ユニフォームを着用して午前中の練習を行った。だが、清宮は1人だけ白のホーム用ユニフォームを着用して練習していたため、ネット上には「何で清宮1人だけユニが違うんだ?」と疑問の声が複数寄せられていた。

 報道によると、清宮はキャンプに備え1月25日からキャンプ地の沖縄・名護で先乗り自主トレを行っていたが、練習用ユニを荷物に入れ忘れたまま現地に来てしまったとのこと。キャンプイン2日前の1月30日にようやく気付いたが、キャンプインまでに手配が間に合わなかったという。

 清宮は「初日に足並みをそろえていかなきゃいけないのに本当に申し訳ないです」と猛省したと伝えられている。ただ、練習中は必ず練習用ユニを着なければならないというような決まりは特にはないといい、栗山英樹監督が苦言を呈したという情報もない。

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 今回の一件を受け、ネット上には「大事な商売道具を忘れるとか緊張感が足りないし、チームの士気にも関わりかねない」、「こういう準備不足なところが野球にも出てるんだろう、この様子じゃ今年も鳴かず飛ばずか」、「結果出してる選手なら笑い話だろうが、そうじゃない清宮がこれをやるとシャレにならない」といった呆れ声が多数寄せられている。

 一方、「ルール違反でペナルティ食らったわけじゃないし、そこまで目くじら立てることじゃない」、「ユニ忘れただけで意識低いっていうのは言い過ぎ、体自体は大きくなってるしちゃんとやることはやってキャンプインしてるだろ」といった擁護の声も複数見受けられた。

 4年目のシーズンの始まりから、思わぬ形で話題を集めた清宮。今回の一件が失態で終わるか、それとも笑い話になるのかは今後の取り組みや結果次第と言えそうだ。

文 / 柴田雅人