ネクストレベルは1月8日、コロナ禍の生活についてのアンケートの結果を発表した。調査は11月〜12月に実施し、独身の40〜50代の男女192人から回答を得た。

現在、結婚願望がある人は45.8%。結婚したい理由としては、「精神的に支えてくれるパートナーが必要」(27.4%)が最多。以降は「老後の生活が寂しい、不安」(19.3%)、「1人で生活しているのが寂しい、不安」(18.4%)と続いた。

コロナ禍で結婚したくなった人「世間から孤立した感覚を味わったから」

一方、独身の40〜50代の54.2%は結婚願望がなく、理由としては、「1人で生活するのが好き、快適と感じる」(29.8%)や「結婚に縛られたくない、自由でいたい」(21.6%)が上位を占めた。

ただ、「精神的に余裕がない」(15.1%)、「金銭的に余裕がない」(13.8%)、「時間的に余裕がない」(5.5%)など、状況的に結婚できないという人は計4割となった。

コロナ禍による結婚願望の変化を聞くと、「変化なし」(91.7%)が大多数だったものの、1割は変化していた。「結婚願望なしから結婚願望あり」(6.2%)に変化した人からは、

「世間から孤立した感覚を味わったから」(45歳会社員女性)
「家族という単位をこんなにも感じたことはなく、不安に感じることが多すぎた」(41歳無職女性)
「外出規制もされているコロナ禍で、自分自身に何かあった時に高齢の両親に頼ることは出来ないなと感じた」(40歳会社員女性)

などの声が挙がっている。「将来に不安を感じるようになった」(21.4%)や「1人の時間が増えて寂しい」「1人だと何かあったとき心配」(16.7%)と感じた人が多いようだ。

結婚願望ありから結婚願望なし」(2.1%)に変化した人は、「結婚にはかなりお金がかかるから」(46歳会社員女性)など経済的に厳しくなった事情を挙げていた。

結婚願望がある人は半数以下だったものの、40〜50代独身男女で恋人がいない人のうち、「恋人がほしい」は7割以上だった。

オンラインでの恋人探しが一般的に

「コロナ禍において恋人を探すことは出来ているのか」と聞くと、「何も行動していない」が73.3%だった。「コロナをきっかけに行動しようと考えるようになった」人が4.6%いた一方、「行動をしたいがコロナのために婚活を自粛している」(14.5%)という人もいた。

恋活・婚活をしている人、したいと考えている人にその方法についても聞くと、「マッチングアプリ婚活アプリ・婚活サイト」(30.4%)が、「社会人サークル・習い事・ジム・オフ会」と同率1位だった。

以降は、「合コン・友人の紹介」(13.0%)、「結婚相談所」(8.7%)と続いた。40〜50代でも、オンラインでの恋人探しが広がっているようだ。