「ルンバ」に代表されるiRobotのロボット掃除機の中でも、Wi-Fi対応したモデルの挙動を機械学習で改善する「iRobot Genius Home Intelligence」アップデートが管理アプリ「iRobot Home」に登場しました。

iRobot Unveils Personalized Cleaning Experiences Powered by iRobot Genius™

https://www.multivu.com/players/English/8620651-irobot-genius-home-intelligence/

iRobot is giving its vacuum cleaners a new AI-powered brain - The Verge

https://www.theverge.com/2020/8/25/21377585/irobot-ai-software-update-home-intelligence-genius-app

「iRobot Genius Home Intelligence」は、フラグシップモデルのルンバなどのWi-Fiに対応したiRobot製お掃除ロボットの挙動を改善してくれるアップデートです。「iRobot Genius Home Intelligence」アップデート後の「iRobot Home」は以下のような見た目。



ハイエンドモデルのiRobot製お掃除ロボットには家屋の間取りを自動把握してくれる「imprint スマートマップ」が搭載されていますが、「iRobot Genius Home Intelligence」アップデートによってソファ・テーブル・キッチンカウンターなどの家具も認識するようになるとのこと。さらに、デジタルアシスタントを介して「ルンバ、テーブルの下を掃除して」というように、汚れやすい家具の周囲だけをピンポイントで掃除させることも可能になりました。



加えて、「最適な掃除スケジュールの提案」機能も新たに登場。「食後にダイニングルームを掃除する」「月曜日の朝は玄関を掃除する」「金曜日の夜はリビングルームを掃除する」といった、別個のお掃除スケジュールをユーザーの清掃パターンから自動で提案してくれます。「家を出たら掃除をスタートする」といったスケジュールも設定可能とのこと。



スケジュールの「お気に入り」機能では、ボタン1つであらかじめ設定したお掃除ルーチンを実行可能。例えば「ダイニングとキッチンカウンターを掃除する」というルーチンを設定しておけば、料理や食事によって出たパンくずなどのゴミをサクッと掃除できます。



機械学習によって、ペットの換毛期や花粉症の季節などには「掃除頻度を上げる」ように提案してくれます。さらに、過去の掃除から自動で「掃除禁止区域」を学習することも可能。



「iRobot Home」の「iRobot Genius Home Intelligence」アップデートは、2020年8月25日から順次提供されます。記事作成時点では、「iRobot Home」のホーム画面が更新されていることは確認できたものの、その他の機能が実装されているかは不明でした。