ソフトバンク・長谷川勇也【写真:藤浦一都】

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6月19日のシーズン開幕後での選手の新型コロナウイルス感染者は初

 ソフトバンクは1日、長谷川勇也外野手が新型コロナウイルスの陽性反応を受けたことを発表した。これを受けて、2日に予定されていた本拠地PayPayドームでの西武戦を中止することも併せて発表した。

 球団の発表によると、長谷川は7月31日の就寝時に咽頭の違和感を感じ微熱を発した。8月1日に咽頭の違和感は消失したが、微熱があったため、同日、病院でPCR検査を受けて陽性反応を受けた。現在では発熱などの症状はないという。

 長谷川の行動履歴やスタッフとの接触状況を調査したところ、1軍の監督、コーチ、選手、スタッフとの直接の接触はなかった。だが、ファーム施設を利用し、同施設を利用している1軍選手、スタッフを経由しての新型コロナウイルス感染の可能性を否定できないとの見解が専門家から出されたため、2日の西武戦を中止することに決めた。

 球団はこの日、後藤芳光代表取締役社長と三笠杉彦GMが緊急のオンライン会見を行って状況を説明。三笠GMは「長谷川選手の1軍の監督や選手、スタッフとの接触はなかったものの、1軍と2軍を行き来している選手らがいるという状況の中で、安全かという観点から言って、そうではないだろうというのが専門家の方の見解。寮からドームに通っている選手もおりますので、そういう観点から感染の可能性を否定できないという状況で、明日の西武戦は中止としました」と説明。感染経路などは明らかになっておらず、選手、スタッフは早ければ明日にもPCR検査を受検するとした。1軍は3日から仙台遠征の予定。現時点で移動する予定だが、それもPCR検査の結果次第だという

 球団では選手、スタッフに速やかにPCR検査を受検するとしている。プロ野球界では自粛期間中に阪神の藤浪晋太郎投手、伊藤隼太外野手、長坂拳弥捕手、巨人の坂本勇人内野手、大城卓三捕手が新型コロナウイルスに感染したものの、6月19日のシーズン開幕後は初の感染者となった。(Full-Count編集部)