久保建英を「メッシ2.0」と命名 成長ぶりに英メディア驚嘆「比較に応え始めている」
スペインで成長を遂げる久保を英メディア特集 「新メッシと呼ばれてきた選手が…」
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、24日のリーガ・エスパニョーラ第31節レアル・マドリード戦(0-2)で華麗な3人抜きドリブルを披露するなど存在感を放った。
そんな19歳の日本人アタッカーの成長ぶりに英メディア「HITC」が注目し、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの新バージョンを意味する「メッシ2.0」と命名し、絶賛している。
久保はレアル戦で7試合連続スタメン出場を飾り、要所で脅威を与えるプレーを見せた。とりわけ後半17分には、鋭いターンでドイツ代表MFトニ・クロースを置き去りにすると、高速ダブルタッチでスペイン代表DFセルヒオ・ラモスを抜き去り、さらにフランス代表DFフェルランド・メンディを翻弄して右足シュートを放った。惜しくも枠外に外れたが、久保のインパクトは特大だったようだ。
英メディア「HITC」は「メッシ2.0、ワールドクラス」と久保を評し、バージョンアップを遂げた“新メッシ”となる可能性に触れている。
「2011年にラ・マシア(バルセロナ下部組織)に魅惑的な技術をもたらして以来、新たなリオネル・メッシと呼ばれてきた選手が、ついにラ・リーガの舞台で史上最も才能のあるサッカー選手との比較に応え始めている」
中村俊輔の古巣移籍も!? 「テクニックを磨くチャンスを提供したいと考えている」
また、元日本代表FW中村俊輔がレジェンドとして語り継がれているスコットランドの名門セルティックも久保獲得に興味を示しているとされ、「もしかしたら、セルティックで過ごす短い期間により、19歳のワンダーキットがベルナベウ(レアル本拠地)のメッシとなる道を歩むことになるかもしれない」と記している。
「スコットランド王者は、マジョルカでの1年間のレンタル生活を終えた久保に、グラスゴーで目のくらむようなテクニックを磨くチャンスを提供したいと考えている」
久保の去就を巡って連日のように移籍話が飛び交い、パリ・サンジェルマンやACミランなどのビッグクラブをはじめ、スペイン国内ではレアル・ソシエダやベティスなどが候補として挙がっている。現時点で来季の去就は未定となっており、「セルティックは国内で最も才能のある選手を手にすることができるかもしれない」と締めくくっていた。
英メディアから「メッシ2.0」と命名されるなど、久保の知名度と評価は日増しに高まっているようだ。(Football ZONE web編集部)