レアル・マドリードFWヴィニシウスとマッチアップするマジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】

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スペイン紙「AS」の記者が久保を大絶賛 「なんてことだ。あの少年のプレーぶり!」

 日本代表MF久保建英が所属するスペイン1部マジョルカは現地時間24日、リーガ・エスパニョーラ第31節のレアル・マドリード戦で0-2と敗れた一方、7試合連続スタメンの久保は3人抜きドリブルを披露するなど存在感を放った。

 スペイン紙「AS」の記者はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)を引き合いに出し、「久保の年齢で、メッシは彼より良い選手ではなかった」と日本人アタッカーを称賛している。

 レアル戦で7試合連続スタメンを飾った久保は、ボールを持てば果敢にドリブル突破を図り、後半17分には華麗な3人抜きを披露。ドイツ代表MFトニ・クロース、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、フランス代表DFフェルランド・メンディを翻弄してみせた。

 試合はブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、ラモスにゴールを奪われ、マジョルカが0-2と敗戦。それでもスペイン紙「AS」の記者トマス・ロンセロ氏は久保のプレーに魅せられているようだ。

 記事では「ロンセロ、ジダンとクボに陶酔『クボの年齢で、メッシは彼より良い選手ではなかった』」と特集。ロンセロ氏は「今日のマジョルカは、(1部残留に向けて)段々と弾が残り少なくなっていて、命を賭けて戦っていた」と評しつつ、「何より我々(マドリードファン)が抱えているタケ・クボ。なんてことだ。あの少年のプレーぶり!」と感嘆の声を上げている。

19歳となったばかりの久保とメッシを比較 「バルセロナは残念がっていると思う」

 6月4日に19歳となったばかりの久保に対する賛辞は止まらない。天才アタッカーのメッシを比較対象と上げながら、ロンセロ氏は次のように持論を展開した。

「私から言わせてもらうけど、タケ・クボの年齢で、メッシは彼より良い選手ではなかった。なんてプレーをするんだ。素晴らしい。マドリードは一つの投資をし、バルセロナは残念がっていると思う。おそらく今、『問題ない』と言って慰めるためにスポーツ部門の責任者を探しているだろう。素晴らしい選手だ」

 マジョルカも健闘したが、終わってみればレアルが地力の差を見せつける形となった。それでもロンセロ氏は「この少年はなんて凄いんだ」と久保を高く評価しており、そのプレーに心を奪われたようだ。(Football ZONE web編集部)