四国初 新型コロナウイルス関連倒産、辻田実業(香川)が破産申請
辻田実業(株)(TDB企業コード:710138759、資本金6500万円、香川県東かがわ市松原611-2、代表辻田佳樹氏)は、4月14日に高松地裁へ自己破産を申請した。
申請代理人は藤本邦人弁護士(香川県高松市寿町2-2-10高松寿町プライムビル5階、アローズ法律事務所、電話087-826-3880)。
当社は、1972年(昭和47年)12月に設立された手袋用資材の卸売業者。ゴルフ手袋用のふち布を主体に、手袋や鞄、袋物向けの合成皮革、ビニールレザー、合繊織物など幅広い材料を取り扱い、地場の手袋メーカーを得意先として事業を展開、ピークとなる91年9月期には年売上高約10億3600万円を計上していた。
しかし、以降は得意先の手袋メーカーが海外生産比率を高めてきたことで売り上げの減少が続き、2019年9月期の年売上高は約6500万円にまでダウン、赤字決算が続き、財務内容は債務超過に陥っていた。この間、高齢者用おむつカバーや車椅子用シーツなど介護関連商品の販売にも取り組んだものの奏功せず、過年度の借入負担が重荷となり苦しい資金繰りを余儀なくされていた。このため、返済条件の見直しなどで事業を継続していたが、今年2月に得意先の海外工場が新型コロナウイルスの感染拡大で操業を停止したことや、3月には主力仕入先の従業員が新型コロナウイルスに感染したとして同社が生産活動を2週間停止したため資材の調達が困難となったことなどで、今年2月と3月の売上高が例年に比べて6割もダウンし、先行きの見通しが立たなくなった。
負債は約2億500万円。
なお、新型コロナウイルスの影響を受けて法的申請したケースは四国地区で当社がはじめてとなる。
申請代理人は藤本邦人弁護士(香川県高松市寿町2-2-10高松寿町プライムビル5階、アローズ法律事務所、電話087-826-3880)。
当社は、1972年(昭和47年)12月に設立された手袋用資材の卸売業者。ゴルフ手袋用のふち布を主体に、手袋や鞄、袋物向けの合成皮革、ビニールレザー、合繊織物など幅広い材料を取り扱い、地場の手袋メーカーを得意先として事業を展開、ピークとなる91年9月期には年売上高約10億3600万円を計上していた。
負債は約2億500万円。
なお、新型コロナウイルスの影響を受けて法的申請したケースは四国地区で当社がはじめてとなる。