新型コロナウイルスの影響で関連会社に連鎖、木材加工の佐竹木工場(北海道)が破産
(株)佐竹木工場(TDB企業コード:040211402、資本金200万円、紋別郡湧別町上芭露468-1、代表楠瀬博久氏)は、4月10日に釧路地裁北見支部より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は友澤太郎弁護士(北見市北2条西3−10、ともざわ法律事務所、電話0157-32−9777)。
当社は、1967年(昭和42年)に創業、75年(昭和50年)10月に法人改組。(株)楠瀬木工場(北海道紋別郡)の下請工場として、原木に椎茸菌を培養するための「種ごま(駒)」を主体に、そのほかチップ材等を生産。「種ごま(駒)」は道南産ブナ木の原木を原料としていた。また、93年には(株)楠瀬木工場の系列会社となっていたが、同社は96年9月に和議を申請していた。
その後、(株)楠瀬木工場と一体となって業務を展開し、2011年11月期には年売上高約1億7000万円を計上していたが、椎茸市場の需要低迷などから売り上げは低迷、2015年11月期の年売上高は約7200万円に落ち込み、欠損計上を余儀なくされ、財務面は債務超過に陥っていた。
近年においても売り上げの回復がみられないまま推移していたが、原料であるブナが環境保全により、国産材から欧州材へシフトするなか、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響から、(株)楠瀬木工場が欧州材の調達が困難となり、同社とともに事業継続を断念した。
負債は現在調査中。
なお、(株)楠瀬木工場も同日、破産手続き開始決定を受けている。
破産管財人は友澤太郎弁護士(北見市北2条西3−10、ともざわ法律事務所、電話0157-32−9777)。
当社は、1967年(昭和42年)に創業、75年(昭和50年)10月に法人改組。(株)楠瀬木工場(北海道紋別郡)の下請工場として、原木に椎茸菌を培養するための「種ごま(駒)」を主体に、そのほかチップ材等を生産。「種ごま(駒)」は道南産ブナ木の原木を原料としていた。また、93年には(株)楠瀬木工場の系列会社となっていたが、同社は96年9月に和議を申請していた。
近年においても売り上げの回復がみられないまま推移していたが、原料であるブナが環境保全により、国産材から欧州材へシフトするなか、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響から、(株)楠瀬木工場が欧州材の調達が困難となり、同社とともに事業継続を断念した。
負債は現在調査中。
なお、(株)楠瀬木工場も同日、破産手続き開始決定を受けている。